・・・「はならぁと」最後の訪問は「宇陀松山」エリアです。
城下町から商家町へと発展した宇陀松山の町並みは、史跡「宇陀松山城跡」の裾野から西、宇陀川までの間にあります。町家が連なる風景に、家の前を流れる水路、背後や遠くに見え隠れする山の緑が相まって、自然とほどよい距離間があります。今年は宇陀松山城が破城されて400周年の節目を迎えるため、城下町の入口だった黒門から「宇陀松山城跡」に至るまでの道沿いを中心に展示会場を配置。立体・絵画・器・ブロンズ・ステンドグラスなどの作品群に触れることができます。キュレーター会場は江戸末期の町家「マルカツ」と昭和の香り漂う「旧四郷屋」。「マルカツ」では演劇、旧四郷屋ではインタラクティブな作品が登場する予定です。ぜひご鑑賞ください。
★「はならぁとバス」
http://hanarart.jp/2015/hanarart-bus
「こあ」の会期中、「八木札の辻エリア」と「宇陀松山エリア」をつなぐ無料バスが毎日運行します。「宇陀松山エリア」では、停車中の車内でアート作品もご覧いただけます。
会場:大宇陀道の駅「第二駐車場」
●午前の部11:00~12:20
車内:羽太広海・祐子作品上映/トランクルーム:谷口和正作品展示
●午後の部15:15~16:40
車内:羽太広海・祐子作品上映/トランクルーム:谷口和正作品展示
(バス運行中の交通事情などによって、時間が前後する場合がございます。)
◆【松山地区まちづくりセンター「千軒舎」】◆
633-2164奈良県宇陀市大宇陀区拾生1846/0745-87-2274
http://aknv.city.uda.nara.jp/matuyama/center.html
台格子・虫籠窓・煙出しを備えた伝統的な町家で、一般の住宅と間違えられることもあります。以前、薬屋・歯科医院として使われていた建物を改修して、平成15年10月にオープンした施設です。施設の愛称は、かつて松山町が「宇陀千軒」と呼ばれるほどの賑わいを見せていたことから、現代の「宇陀千軒」を実現したいとの気持ちを込めて「千軒舎」と名づけられました。この建物は、地域のまちづくりを支援する拠点、歴史的町並み散策の情報発信、伝建地区の改修モデルハウスという3つの役割を持っています。現在は、まちづくり団体の会議の場、見学者への便宜施設、外観変更に関する建築相談窓口として利用されています。
★「鯉百態図」@千軒舎蔵/信貴奨
魚の不思議を形、文様、色、に捉われる事なく「鯉百態図」としての魚群空間の世界を、僕は探し続けている。
◆「陶工房・釉」(林家住宅・拾生屋)
633-2161奈良県宇陀市大宇陀上新1882/080-3808-3645
http://tounoakari-toukoubouyu.com/
文政11年(1828年)の棟札が残る大型の町家で、元の屋号は「拾生屋(ひろうや)」。しかし、「多葉粉屋」と言っていた時期も長く、当時はその読み通りタバコを扱っていたらしい。間口が9間(約16.4メートル)と大きく、3列9室を基本とする間取りで、新座敷が鍵の手に突き出している。3列目に入るための座敷玄関があり、当初は2列6室であった町家に、3列目と新座敷を増築したと考えられている。
★「hamade stained glass」古き良きのなかに新しい/濵田恵莉果
町家、古民家などで使用されていたガラスを使用し、新しいガラスを一欠片くわえたキャンドルホルダーの制作。
◆【まちなみギャラリー「石景庵」】◆
633-2161奈良県宇陀市大宇陀上1994/0745-87-2022
http://www.city.uda.nara.jp/bunkazai/shisetsu/bunka/matsuyama-mg.html
地域の人達と来訪者との交流を促進する目的で整備された、ギャラリーのある休憩施設です。休館日は毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始です。
★「ダリアインフィオラータ」/西山タカスケ
※「宇陀松山華小路」
http://www.city.uda.nara.jp/shoukoukankou/udahanarart.html
宇陀市ではダリア栽培が盛んですが、球根の状態で出荷するため、花の部分は以前まで不要物扱いされていたそうです。10月24日と25日には、松山城の登城口にある春日神社参道にて、ダリアの花を路にしきつめるという毎年恒例の「宇陀松山華小路」が行われました。
◆【宇陀市歴史文化館「薬の館」】◆
633-2161奈良県宇陀市大宇陀上2003/0745-83-3988
http://www.city.uda.nara.jp/bunkazai/shisetsu/bunka/oouda-rbk.html
江戸時代末期の建築とされる、薬問屋を商っていた細川家住宅を改修した歴史文化館です。休館日は毎週月・火曜日(その日が国民の祝日及び休日である場合は、その翌日)、12月15日から翌年1月15日までです。
・・・以前「かくれ里」シリーズで訪問した時も「休館日」でした。またの機会に、またまた延期です。