【「今井町」伝統的建造物群保存地区】
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_bunkazai/bunkazai/spot/imai_jyuudenken.html
東西600メートル南北310メートル約17.4ヘクタールに、伝統的建造物が約6割残り、我が国でも有数の歴史的市街地を形成しています。中世末期に一向宗の寺内町として成立し、江戸時代は商業都市として発展しました。現在歴史的な町並みを生かしたまちづくりがおこなわれています。
◆「北環濠小公園」
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_imai/kankou/spot/kitakangou_kouen.html
小公園を整備するに先立ち発掘調査が行われ、隠れていた遺構も検出されています。
天保年間頃、土居を崩し町家が建設されたとされる古文書と合致する遺構も発見されましたが、その下部に、「旧北口門」とみられる遺構もありました。これらを保存し旧状を地表面に現して40tの防火水槽を埋設し、土居を表現。また、災害用にそなえ井戸(手押しポンプ)炊き出し用ベンチ、非常用便所の設置ができる施設などを設けた広場を整備しています。
■今井まちなみ交流センター「華甍」(旧高市郡教育博物館)
奈良県橿原市今井町2-3-5/0744-24-8719
http://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_imai/kankou/spot/imai_hanairaka.html
明治36年(1903)高市郡教育博物館として建設され、昭和4年より今井町役場にも使用されていました。当時、奈良県の社会教育施設としては、奈良市所在の重要文化財「旧帝国博物館」に次ぐものでした。現在は、今井町の歴史を詳しく、分かりやすく解説する資料を一堂に集めた資料館として、展示コーナー、映像シアター、図書閲覧室などがあり、今井町の歴史をさまざまな角度から知ることができます。散策前の下調べに、あるいは歩いた後の休憩を兼ねて、時間とお好みに合わせて気軽に見学すれば町巡りの楽しさが、どんどん深くなるでしょう。
◆「今井蘇武橋公園」
https://www.city.kashihara.nara.jp/photo_library/watching/1303/0325sobubashi.html
橿原市では、伝統的建造物群保存地区である今井町の玄関口となる「今井町東地区」の景観向上を目指し、奈良県と協力し道路整備、河川整備、公園整備を進めてまいりました。この度、「今井町東地区」の整備が完了し、2013年4月1日より供用開始の運びとなり、事業実施にご尽力いただきました方に感謝の意を申し上げるとともに、今井蘇武橋公園の開園を祝いまして、3月24日に開園式を開催いたしました。
★はならぁと「今井町エリア」
http://hanarart.jp/2015/imaicho
今井町は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、中世の町並がそのまま現代に息づいた町です。今年の「今井町エリア」は、特に現在、空き家となっている町家をキュレーター会場としています。アートと伝統的な町家本来の素材が作り出す世界を楽しんでもらうことで、ともすれば町並みや町家に抱いている“古い”“住みにくい”といったマイナスイメージを払拭してもらえるイベントにしたいと思います。具体的には、伝統的な町家の様式である“通り庭”の現代的な利便性や“町家段差”の効果など、より積極的な意義が実感できるような展示にし、町家が持つ本当の価値を直に感じてもらいたいと思います。他にも空き町家の活用により、地域の活性化につなげていきたいと思っています。
★作法のためのリマインダ at 中野町家
http://hanarart.jp/2015/imai-toune
この展覧会は、私たちが既に持っている動作についてのメモ書きの様なものである。忘れようもないほど日常の動作の中に溶け込んだシンプルな動作たちは、いくつか集合したときに“作法”と呼ばれるものになって保存されている。この“作法”という言葉を改めて眺めてみると、「作る上での方法・ルール」とも「作られた方法・ルール」とも読み直すことができる。4人の展示作家は、それぞれが「削る/描く/読む/住む」といったシンプルな動詞について思索を続けるアーティストたちで、思索から新たな制作の体系を立ち上げることで、作る方法としている。それぞれの制作と、制作の体系からくる周囲との係わり方を示すことで、シンプルな動作から立ち上がる「作ることのあり方」を問い直すことが本展の狙いとなる。