【中山道(木曽街道)六十九次】
中山道は、江戸・日本橋と京・三条大橋の間を結ぶ主要街道2路のうちの、山地側の1路である。もう1路である東海道とは、江戸側は同じ日本橋から発するが、山手と海沿いに分かれて西進し、近江国に入って草津宿で合流。そこからは京までの区間を共有する。また、江戸・日本橋から発する甲州街道とは、その終点である信濃国の下諏訪宿で合流する。
★1994「炎翔」作:一色邦彦
同じ作品が、新潟市美術館の中庭にもあるそうです。
1935茨城県に生まれる。1960東京芸術大学彫刻科卒業、第24回新制作展以降毎年。1962東京芸術大学彫刻科専攻科を修了、のち副手となる。1964新制作協会会員となる。
渓斎英泉・歌川広重の『木曾街道六拾九次』は、天保6(1835)年の春頃から制作版行され、3分の2の50図が出た時点で一時中断された後、最終的には、天保13年までには完結していたと考えられています。また、歌川国芳の木曽街道は、英泉・広重『木曾街道六拾九次』を受けて企画され、嘉永5(1852)年から翌6(1853)年にかけて版行されていて、作品数71点に目録1枚が加えられた揃物として成立しています。
◆【河鍋暁斎記念美術館】◆
335-0003埼玉県蕨市南町4-36-4/048-441-9780
http://kyosai-museum.jp/hp/top_page.htm
幕末から明治前半の江戸・東京で活躍した狩野派絵師・暁斎(キョウサイ)の曾孫が設立した美術館。伝来の下絵・画稿類を中心に3000点余を所蔵。1,2ヶ月毎にテーマを替えて展示し、暁斎のバラエティに富んだ作品をご覧いただけます。
●企画展「暁斎の描く下絵の世界-猛き者・美しき者-」展
9月1日(火)~10月25日(日)
三菱一号館美術館での★「画鬼・暁斎」展で、脚光をあびつつある絵師・暁斎。その神髄は、下絵にあるように思います。暁斎の子孫にあたる河鍋家には多くの下絵、画稿類が遺され、伝えられて参りました。そこで本展では、暁斎の下絵の中でも人物を扱い、しかも躍動的な男性像、静謐さをたたえた女性像などの優品を中心に展示いたします。暁斎のリズミカルで、自在な筆致をお楽しみいただければ幸いです。
★「かえる友の会」
河鍋暁斎は、正統的な狩野派として描いたほかに、浮世絵、戯画などあらゆるものを描きました。しかし、暁斎の生涯は、「蛙の写生に始まり、蛙の墓に終わる」ほどの蛙好きで、蛙の絵を多数残しています。そこに描かれた蛙の表情はユーモアにあふれ、他に比較できる作家が見当たりません。昭和62年の夏、このような暁斎の蛙の絵画と蛙にまつわるグッズを集めて、第1回「かえる展」を開催しましたところ、大変好評でした。そして、蛙に興味をお持ちの方が多数おいでであることもわかりました。そこで蛙を愛する人たちによる★「かえる友の会」を作りたいということになり、発足いたしました。蛙に興味や関心をもっている方は、どうぞご入会下さい。
・・・「関西支部」として、ようやく大きな仕事をやり終えた気分です。さて、「東京駅」へと引き返します。