・・・「京都」から「奈良」へ。まずは、「花しょうぶ」の見納めです。
・・・すでに「花しょうぶ」は盛りを過ぎ、あじさいとユリが元気です。
◆【柳生花菖蒲園】◆
630-1237奈良県奈良市柳生町404/0742-94-0858
http://www.kasugano.com/kankou/spring/yagyuhanasyoubu.html
柳生といえば、ほとんどの人が時代劇の柳生十兵衛で知っているでしょう。文武両道に優れた剣豪柳生十兵衛は10年間、全国漫遊の旅に出て遍歴し、ここ柳生の地に帰ってきて柳生新陰流の道場を開き全国約1万3千人の門弟を教えたと言われています。花しょうぶ園から正面に見えるのはその門弟を教えた★「正木坂道場」です。再建されたものですが今でも剣道場として使われ、練習するかけ声が聞こえてくると静かな柳生が剣豪の里であったのだと感じさせます。ここ柳生花しょうぶ園は1万m2の広大な土地に期間限定でしょうぶ園が開かれます。約80万本460品種のしょうぶがあり、一面の緑の中に青や紫、白や黄のしょうぶやあじさいが咲き乱れ観光客の目を楽しませています。園内を歩いてなんとなく気づくと思うのですが、もともとここは棚田でした。順路があぜ道を歩くようになっています。一番最初はここの土地のお百姓さんが寄り合って村おこしで始めたしょうぶ園だったようです。それを今の園長がまとめて軌道に乗せたのだとか。この花しょうぶ園は前がしょうぶ園、後ろがあじさい園です。山の谷間に奥深く敷地が伸びていてその脇を谷川が流れています。この谷川の水を利用して栽培しているようです。しょうぶの植えてある水のほとりには小さな★カエルが沢山いるので観光客が通るたび、慌てふためいたカエルが順番に水に飛び込んでいきます。せっせと1年間世話して花が咲いているのはたった1ヶ月程です。綺麗に咲いているしょうぶの花も閉園した後は、すべて刈ってしまいます。
・・・「茶室」もありました。ついつい、カエルの撮影に夢中になってしまいました。ははは
◆「柳生八坂神社」/奈良市柳生町364
もと四之宮大明神と呼ばれ、奈良春日大社の第四殿此売大社を祀っていましたが、承応三年(1654)柳生宗冬が大保町にある八坂神社の祭神素戔嗚尊の分霊をここに勧請して社殿を造営し、八坂神社と改めたものです。境内の拝殿は天之石立神社のものをここに移したものです。
◆「摩利支天」/奈良市柳生町
柳生八坂神社のすぐ北側に小高い丘「摩利支天山」が有ります。八坂神社を創建した柳生十兵衛三厳の弟・宗冬が武道の守り神摩利支天を祀ったと伝えられ、以前は、祠があったそうです。平成19年に、復元されたレリーフが建てられました。柳生石舟斎宗厳は、上泉伊勢守信綱から新陰流を学び、「無刀取り」を会得、柳生新陰流として印可を受け継いだ。石舟斎の五男の但馬守宗矩は徳川三代の兵法指南役と柳生藩大名となり、幕府の大名付となり、「天下治国の剣」を大成させ、「武士道の精神」を固めた。そして、宗矩の長男十兵衛は剣禅道場で13,000名余の剣士を養成し、「月の沙」を書き残した。
・・・さて、これから「柳生家」のお墓にお参りします。