紡績・赤煉瓦建築(16) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

水路閣

琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋で1888年(明治21)完成。南禅寺境内を通過するため、周辺の景観に配慮して田辺朔郎が設計、デザインした。全長93.2(幅4、高9)レンガ、花崗岩造り、アーチ型橋脚の風格ある構造物で、静かな東山の風景にとけこんでいる。


ていえ1


【参考】京都市上下水道局水路閣改修調査検討委員会

http://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000078845.html

京都市上下水道局は国の史跡に指定されている水路橋「水路閣」の西側橋脚の一部に生じたひび割れの発生原因及び修復の方法を調査・検討するため学識経験者で構成する「水路閣改修調査検討委員会」を平成22年月に設置しこれまで回開催して議論を進めてきました。最終的には調査によって得られた知見を基に議論の内容を踏まえ今後の対応策を報告書にとりまとめることになります。なお西側橋脚の一部に生じたひび割れについては平成20年月に緊急防護工事を実施した後継続して状況を監視し特に変化がないことを確認しています。


ていえ2


方丈庭園

南禅寺方丈庭園は小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。南部から西部にかけて5本の定規線を配した薄青色の筋塀(築地塀)をめぐらし、東西に細長い地形に作庭されている。石組はこの筋塀に添って配置されており、大きな石組を方丈側から見て左奥に配し、前方と右手には、白砂の広い空間を残しています。また巨大な石を横に寝かして配置する手法は、須弥山・蓬莱山などの仏教的世界観などを表現した庭園から脱した構成であり、俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれています。昭和26年に国指定の名勝となりました。


小方丈庭園

小方丈庭園は別名「如心庭」と呼ばれます。昭和41年に当時の管長柴山全慶老師が「心を表現せよ」と自ら熱心に指示指導されて作庭されました。その名のごとく、「心」字形に庭石を配した枯山水の石庭で、解脱した心の如く、落ち着いた雰囲気の禅庭園となっています。


ていえ3


六道庭

「如心庭」が解脱した心の庭であるのに対し、この「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭です。六道輪廻とは、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を我々は生まれ変わり続けるという仏教の世界観のことです。一面の杉苔の中に配石された景石を眺めていると、煩悩に迷い、涅槃の境地に達することなく六道を輪廻する我々凡夫のはかなさを想わずにはいられません。


ていえ4


・・・「水路閣」と「方丈庭園」もちろん境内全体が素敵で、京都観光でははずせないミュージアムですね。


ていえ5


・・・再度「琵琶湖疏水」巡りで赤煉瓦を追いかけたいと思います。