彫刻ストリート(19) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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関西文化学術研究都市

大阪府、京都府、奈良県にまたがる京阪奈丘陵(枚方丘陵、生駒山、八幡丘陵、田辺丘陵、大野山、平城山丘陵)に建設されている広域都市の呼称である愛称はけいはんな学研都市とされ、また単に学研都市と呼称されることもある。また、精華・西木津地区は都市景観100選に選定されている。

建設の契機は京都大学名誉教授の奥田東が中心となった「関西学術研究都市調査懇談会」(通称・奥田懇談会)の提言によるものが大きかった。奥田は提案の理由を「ローマクラブの研究報告『成長の限界―ローマ・クラブ人類の危機レポート』を読み、その内容に深い衝撃を受けたため」と語った。奥田懇談会に参加していた、国立民族学博物館館長(当時)梅棹忠夫は、「学術研究都市」構想が理工学系の研究だけを重視する方向に偏ることを危惧し、文化開発の重要性を指摘した(「新京都国民文化都市構想」)。梅棹のこの提案をきっかけとして、「学術研究都市」に「文化」の語が加わり、「文化学術研究都市」と呼ばれるようになった。国土交通省は学研都市の建設の理念を「産・官・学の連携の強化と、文化・学術・研究の国際的・学際的・業際的な交流の推進」としている。学研都市には基礎研究などの中心となる地域として、文化学術研究地区(文化学術研究ゾーン)が設定されており、開発が進められている。文化学術研究地区以外の地域は周辺地区と呼ばれる。学研都市は、1994年に「都市びらき」が行われた。

私のしごと館

若者を対象に職業体験の機会、職業情報、職業相談等を提供する施設である。収支相償を前提とする事業ではなく、運営費は雇用保険料で赤字補填されていたが、雇用保険の無駄遣い等の批判や国の予算縮減等を受けて、2010年(平成22)3月31日で営業終了となった。独立行政法人雇用・能力開発機構は、2010年(平成22年)5月31日に、旧「私のしごと館」の土地建物を一般競争入札により売却する公告を行ったが、同年8月30日の締め切りまでに入札参加者は無かった。第2回の入札公告も行われたが、2011年(平成23年)1月24日の締め切りまでに入札参加者はなかった。施設は入札が不調に終わったため、2014年に国から京都府へ譲与された。「けいはんなオープンイノベーションセンター」(略称:KICK)と名称を変え、スマートコミュニティの形成に関わる分野の研究拠点化を目指し公益財団法人京都産業21が管理している。また、2015年に京都国立博物館などの入居を予定し、文化財避難拠点の設置が検討されている。

【参考】旧しごと館に京都国立博物館入居へ文化財保全の研究拠点

京都府は2014年11月28日、「けいはんなオープンイノベーションセンター」(旧私のしごと館、精華町、木津川市)に2015年4月から、京都国立博物館が入居すると発表した。文化財の保存修復技術や保管環境に関する研究開発拠点として活用する。府が認定した同博物館の研究活用計画によると、文化財が多い京都と奈良の中心に位置する地の利を生かし、文化財保護関係の施設と連携して研究を進める。さらに災害時における文化財の避難方法も研究し、被災した文化財の保管・修復を手掛ける環境も整える。同博物館が使うのは、私のしごと館時代から一度も使われてこなかった文化財の収蔵庫2部屋を含む約500平方メートル。スタッフの人数や事業費などは未定。府は2014年6月、「日本文化財保存修復国際センター構想」を策定し、収蔵庫として旧私のしごと館の一部施設を活用する計画や、文化財修復のアドバイザー育成などを盛り込んだ。山田啓二知事はこの日の定例会見で、「今回は構想実現に向けた第一歩となる」と話した。けいはんなオープンイノベーションセンターの活用をめぐっては、府が2014年8月から大学・研究機関、民間企業を対象に研究活用計画の募集を始めた。9月には第1号としてインターネットを活用した京都ブランドの発信などに取り組む2事業者の入居を決めている。


・・・「しごと館」には1度だけ見学に来ましたが、閉鎖されたのでもう行くことはないなあと思っていたのですが、


けいは1


◆【けいはんな記念公園(京都府立関西文化学術研究都市記念公園)】◆

619-0238京都府相楽郡精華町精華台6-1/0774-93-1200

http://keihanna-park.net/

都市公園(総合公園)「けいはんな記念公園」は愛称であり、正式名称は京都府立関西文化学術研究都市記念公園。関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)建設を記念し、また平安京遷都1200年を記念事業の一つとして、平成7年(1995)4月に開園した。

けいはんな学研都市の理念である「自然との調和」をテーマに設計された。24.1haにもなる広大な公園であり、14.1haの自然保全区域と、10.1haの交流施設区域とに大きく分けられている。自然保全区域はもともとあった自然林や永谷池を活かし自然を楽しめる区域であり、交流自然区域は人々の交流を目的に「芝生広場」「谷あい」「日本庭園(水景園)」等が設置されている。また公園のイメージシンボルが「月」であり、水景園は月の新名所となることをめざし、「観月橋」や月を意識させるオブジェ設置されている。

里山の自然が美しい広大な公園であるが、春は桜、夏は木漏れ日、秋は紅葉、冬の雪景色というように、自然と四季が楽しめ、日本の原風景が体感できるように設計されている。また平成18年度より指定管理者制度が導入され民間委託へ変更されたことにより、各種イベントが開催されるようになり活性化している。特に行楽シーズンには多くの人が訪れ、近畿の新しい観光スポットとなっている。

★「虹紅」作:塚本仁

マヤ文明のピラミッドに使用されている文字をイメージ化し、黒の模様として配して、大地から文明・文化が空へ上昇していくことをイメージしたもの。第30回記念京都野外彫刻展(1998)出品作品。

1995流れ星に」作:抜水政人

夜空に星を眺め流れ星に願いをかけている姿。母性愛、人類愛、地球愛などすべてをつつみこむ様な気持ちで表情、ポーズを考え、制作されている。第28回京都野外彫刻展1996出品作品。


けいは2


★「空にかける階段’94-XXV」作:富樫実

けいはんな学研都市において各種研究が進み、世界へ大きく広がっていくこと、さらに公園における各種の交流が大きく育ち広がっていくことをイメージしている。

※「通水記念碑レンガの入口」(未確認です)が、移設・保存されています1915(大正)年、大字南稲八妻に完成した煤谷川から永谷池への随道自衛隊の南門辺りにあったものです。これは当時、煤谷川の水を永谷池(現在の記念公園内の池)に引随道、つまりトンネルでした。


※「四分六分石の復元」

感慨用水量の配分が「植田区」へ六分・「菅井区」へ四分となっており、水路の分岐点に凹みの大きさの違う石を設置して水量を調節していたのだそうです。


けいは3


◆けいはんな記念公園「ビジターセンター」

619-0238京都府相楽郡精華町精華台6-1/0774-93-1200

公園や地域の情報提供の場です。チラシ置き場やいきもの情報を提供しています。休憩スペースや絵本などを設置したコーナー、研修室もあります。ホタルや野鳥をはじめ、園内の動植物を紹介しています。無料区域から水景園の風景を楽しめます。


けいは4


★「ハット・ロックとアンブレラ・ツリー」作:山本哲三

「対」「対話」といった概念を意識した作品。帽子のようにみえる岩と傘のように見える樹木が語り合っている、あたたかな空気を表現している。第11回全国都市緑化きょうとフェア(1994)出品作品。

◆「野外アートマップ

http://keihanna-park.net/maps/outdoor-artworks-map/

けいはんな記念公園には野外アート作品が常設してあります。公園の散策とともにアート鑑賞をお楽しみください。


けいは5


・・・それでは「水景園」に入りましょう。