郷土ミュージアム(4) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・これまでにも紹介してきた「愛称:なにわ歴博」ですが、あらためて様々な資料を調べることで、さらにその素晴らしさを実感しました。

◆1【大阪歴史博物館】◆

540-0008大阪市中央区大手前4-1-3206-6946-5728

http://www.mus-his.city.osaka.jp/



なに1


館の前身は大阪城公園内に昭和35年に開館した大阪市立博物館(旧陸軍第四師団司令部庁舎)である。歴史系博物館の先駆的な存在であり、史料あるいは資料を持たずゼロから出発した開館以来、市民に支えられ共に歩みまさに「市民博物館」と呼ぶにふさわしい博物館であったが、2001年(平成13)3月末に閉館した。館蔵資料は平成17年度時点で10万点を超えている。大阪市の「難波宮跡と大阪城公園の連続一体化構想」により、NHKと大阪市共同プロジェクトとして、放送施設と博物館という異なった機能を一体化させた大型複合施設が建設された。2001年(平成13)4月竣工、11月に開館した。常設展示の展示コンセプトは“都市おおさか”。観覧者はエレベータで一気に10階まで上が奈良時代の大阪「難波宮」にタイムスリップ、そして階を降りる毎にわれわれの暮らす現代へと戻ってくるというもの。大阪歴史博物館は、「大阪市立新博物館」と「考古資料センター」双方の構想を統合しており、地下に難波宮の遺構保存されている。


なに2


【参考】以下を参照していただくと、そのスゴサがわかると思います。

NTTファシリティーズ

http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei18/h18-0614.html

○日本設計

https://www.nihonsekkei.co.jp/project/index.php?action_user_project_detail_do=true&pid=99&type=ismusium

○大林組

http://www.obayashi.co.jp/chronicle/works/34500.html

光井純&アソシエーツ建築設計事務

http://www.jma.co.jp/projects/Office-Complex/

○つむら工芸

http://www.tsumura-kogei.com/works1/works_1_04.html

トータルメディア開発研究所

http://www.totalmedia.co.jp/List/list1.html



なに3


・・・さて、一番の関心事は「旧大阪市博物館」の行く末です。

1929年2月に昭和天皇即位の記念事業(昭和御大典記念事業)として、大阪城公園の整備および大阪城天守閣の復興とともに、城内の各所に分散していた陸軍第四師団の司令部機能を集約するために、大阪市が事業主体となって司令部庁舎を新築することとなった。設計は第4師団経理部、施工は清水組があたり、1929年4月に着工・1931年3月に竣工し、国へ寄贈された。外観は左右対称のロマネスク様式で、正面両側のタレット(隅小塔)や壁上端のギザイギザなどノルマン地方の古城の意匠をもとに褐色色斑スクラッチタイルで仕上られた。1940年に中部軍司令部が本庁舎に入り、第4師団司令部は大坂城二の丸に移転した。1945年2月になると中部軍は第15方面軍の編成により廃止され、改めて第15方面軍司令部と中部軍管区司令部が本庁舎に入った。太平洋戦争末期の大阪大空襲による被害を免れ、戦後はGHQにより接収され、1948年に接収解除された。接収解除後は、大阪市警視庁本部、大阪府警察本部の庁舎として利用される。大阪府警が現在地の大手前に移転した1958年に大阪市の管理下に置かれた。大阪府警撤退後の利用方法として大阪市は郷土博物館・歴史博物館とすることになった。もともと所蔵品が無く、資料の蒐集と調査の準備期間が短かったため、当初は他館やコレクターの所蔵品による企画展示に頼っていた。1962年に一旦休館した上で、2階から3階の改修工事を行い、11月1日に全面開館。大阪の歴史に関する史料・資料を最終的には7万点も揃えるようになり、1963年に人文系博物館資料の分類表をはじめて発表するなど、研究活動も盛んになり、地域の歴史を扱う博物館の先駆的存在だった。


なに4


・・・このような歴史的経緯も含めて、ぜひ保存ならびに有効活用を期待したいものです。先般の「大阪の陣400年」イベントでのレストラン開店は、グッドアイデアでした。


なに5


・・・次は、


◆2【堺市博物館】◆設計日建設計

590-0802堺市堺区百舌鳥夕雲町2/072-245-6201

http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/hakubutsukan/

市制90周年記念事業として1980年(昭和55)に開館しました。生涯学習と市民文化の向上のため、堺市の歴史、美術、考古、民俗に関する博物館として、多くの資料を収集、保存、展示しています。古代史のロマンを秘めた百舌鳥古墳群のほぼ中心にある大仙公園の広大で緑豊かな中に、博物館、堺市茶室、中央図書館、自転車博物館、日本庭園、都市緑化センターなどが整備されています。楽しく有意義なひとときを、博物館と大仙公園でおすごしください。