御堂筋彫刻ストリート(1) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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御堂筋を、アメニティ豊かな芸術・文化軸として世界に誇る彫刻ストリートとするため、1992年(平成4年)、大阪市は「御堂筋年彫刻設置検討委員会」を設置し、人間賛歌をテーマとした彫刻の寄付を沿道企業に募りました。



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1.作品収集

彫刻作品は「人間主体のまち、世界に貢献するまち」を目指す国際都市を象徴し、市民生活が豊にまた都市イメージが多彩に広がるものとし、事業区域全体が調和のとれた彫刻郡、まちなみとなるよう配慮するものとする。そのため、彫刻作品は、大阪市の市民生活都市像を象徴的に表わすものとして、「人間賛歌」を主テーマとし、「人体」をモチーフとする。作品収集の方法は、原則として、大阪市が御堂筋の沿道の企業より寄贈を受けるものとする。

2.形状

高さ:台座の高さ含め全体で約2m(彫刻全体の高さはおおよそ1m以上)

幅:台座の幅60cm~80cm程度


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3.グレード

作品は、抽象・具象、国内・国外を問わず芸術性の高いもの

4.設置工事

大阪市が行なう彫刻の選定は、市が設置する「御堂筋年彫刻設置検討委員会」の承認を必要とする。事業区域は、御堂筋の土佐堀通りから長堀通りまでの区間延長約2km)設置場所は、原則として、1街区に1点とする。土佐堀通りから中央大通りまでの区間では両側歩道の車道よりに設置し、中央大通りから長堀通りまでの区間では企業の敷地内の歩道際に設置する。1992年(平成4年)より順次設置


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御堂筋の並木は1937年(昭和12年)、御堂筋の完成と共に植えられました。現在では大阪市の指定文化財となっており、季節によっていろいろな顔をみせる御堂筋のいちょう並木は、府民投票の結果により、1989年(平成元年)4月に大阪みどりの百選に選定されました。御堂筋は大阪を代表する美しい街路であり、電柱の地中化をはじめ、大阪の近代都市景観の石杖としても非常に重要です。


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大阪市が指導している、まちなみ誘導では、「イチョウ並木を主体とした緑豊かな都心のオアシス空間づくり」を目標としています。このいちょう並木は大阪を代表するものであり、大阪市は平成12年度に市の指定文化財に指定しています。淀屋橋から難波までの区間では、毎年樹齢に至ったものを新しく植替えて景観を維持するなどの努力が続けられています。近年は銀杏の匂いの問題もあり、雄株が植えられるようになっており、近い将来全て雄株になるかもしれませんが、文化や風情が失われるとして賛否両論があります。1937年の竣工時は淀屋橋以北はプラタナスが植えられていましたが、現在ではいちょうに植え替えられています。


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・・・彫刻は、北(淀屋橋)から順に、西側そして東側と交互に紹介していきます。