◆旧金毘羅大芝居
766-0001香川県仲多度郡琴平町川西1241/0877-73-3846
天保6年(1835)に建立されたもので現存する歌舞伎劇場としては日本最古の劇場。2階建てで299坪の広さを持つ建物の内部にはワクで仕切られた観客席と舞台が「高窓」と呼ばれる明かり窓から射し込む日の光のなかに浮かび上がり、静かな風情を感じさせる。「廻り舞台」や「せり」などの仕掛けを持った舞台の下は「奈落」と呼ばれ、人力で廻り舞台やせりの仕掛けを動かす舞台装置が、今も当時のままに残されており、江戸時代そのままの情緒を漂わせている。別名、金丸座とも呼ばれ、国の重要文化財の指定を受けている。
◆金刀比羅宮
766-8501香川県仲多度郡琴平町892/0877-75-2121
象頭山にあり祭神は大物主命と崇徳上皇をあわせ祀る,海の守護神として崇敬を集め参詣者が多い。建物は何度か改築、増築、改修、再建を繰り返して現在の形状になっている。古くから「さぬきのこんぴらさん」として親しまれている海の神様。参道の石段は本宮まで785段、奥社までの合計は1368段にも及ぶ。広い境内には由緒ある御社や御堂が点在し、宝物館や書院には第一級の美術品や文化財が陳列する。参道両脇には土産物や讃岐名物のうどん店、周辺も旧金毘羅大芝居(金丸座)や高灯籠など見どころが多い。
・・・本来であれば、お参りするのが筋ではありますが、いろいろ探したいものがあり、今回は街中を歩き回ることにします。
◆本家とらや(旧虎屋旅館)
766-0001香川県仲多度郡琴平町814/0877-75-3131
江戸時代から創業三百数十年という老舗旅館で、かつては昭和天皇や皇室御用達の宿でした。2階高欄の彫刻は手が込んでおり、いかにも歴史と風格を感じさせる佇まいです。現在は蕎麦とうどんの店になっています。木造2階建て。向いに別館があり、虎屋宝物館になっているそうです。
●琴平町灸まん本舗石段や本店前/香川県仲多度郡琴平町798
◆こんぴらうどん参道店(旧櫻屋旅館)
766-0001香川県仲多度郡琴平町810-3/0877-73-5785
金刀比羅宮の参道にあるうどん店。「こんぴら算額茶屋」という看板が見えます。櫻屋という門前宿だった建物で、2階の高欄に草花彫刻をつけるなど、旅館建築らしい細部を残しています。国の登録有形文化財の木造2階建て。
●マッサージSANTAI(サンタイ)横/香川県仲多度郡琴平町621-9
◆鞘橋
766-8501香川県仲多度郡琴平町阿波町
金倉川にかかる刀の鞘のような形をした浮橋です。最初は、今の「一の橋」の所に金毘羅参詣の本道に架かる橋として寛永元年(1624)時の別当宥げんの手によって架橋されました。架橋以来幾度となく災害にあい、天明の大改造を経、明治2年(1869)に現在の姿通りに建築され、明治38年(1905)現在地に移設されました。昔は誰でも通行出来ましたが、大正11年(1922)に一般の通行を禁止、今では金刀比羅宮の神事以外は通行が禁じられています。平成10年に国の有形文化財に登録されております。
◆琴平町歴史民俗資料館(琴平公民館)
766-0001香川県仲多度郡琴平町758-1/0877-73-5586
元金丸座のあった場所です。1階が琴平町立歴史民俗資料館、2階が琴平公民館の複合施設。江戸時代からの庶民信仰にまつわる奉納絵馬や門前町の商家の生活資料を展示している。元禄時代の金毘羅の町のジオラマと、四国こんぴら歌舞伎関係の資料などが見物です。琴平に生まれ、三代目中村福助の座に加わり見込まれ名優として世に出て、大正10年11月、享年57年芸道一筋の生涯だった中村福円顕彰の碑は、琴平町歴史民族資料館入口にあります。
◆琴電琴平駅
766-0001香川県仲多度郡琴平町360番地22/0877-75-3068
1927年(昭和2年)3月15日開業当時は金刀比羅宮の玄関口として、2階建ての規模の大きな駅舎が建築された。2階にはレストラン(当初は直営、後に委託)が入っていたが第二次大戦中に閉店した。戦後も長らく駅舎はそのままであったが改築されて現在に至る。
◆高燈籠/香川県仲多度郡琴平町琴平361
琴電の琴平駅の傍にある江戸末期1860(安政7)年に建てられた、日本一の高さ27.58メートルの燈籠。琴平はかなり内陸にありますが、この燈籠は瀬戸内海を航海する船が指標とするように建てられ、塔からの灯は丸亀沖の船まで届くように設計されたそうです。金刀比羅宮詣りに船で来る人たちは、この灯をめざしたのかも知れません。寺院造、瓦葺、基礎石組、木造3階建て。
・・・さあ次は「JR琴平駅」へ。




