・・・「神宮文庫」から「皇學館大學」へ、
◆皇學館大學
516-8555三重県伊勢市神田久志本町1704番地/0596-22-0201
皇學館大学は、伊勢の神宮における長い神道研究の伝統を源流としていますが、明治15年、神宮祭主久邇宮朝彦親王の令達によって、神宮の学問所である林崎文庫に開設された「皇學館」を直接の起源としています。明治33年に神宮祭主の賀陽宮邦憲王からいただいた令旨には、わが国の歴史に根差した道義と学問とを学び、実際の社会の中で実践して、文明の発展に貢献するという、まさしく本学の建学の精神が記されています。以来100年以上が経ちましたが、その根本精神は、現在も皇學館大学の中に脈々と受け継がれています。近年、教育学部や現代日本社会学部などを設置し、変化する日本社会と国際環境のありように対応しながらも、この本学の原点は揺らぎません。それはすなわち、神道を根幹として、平和で豊かな、誇りにあふれた国家社会を築こうと努めてこられた祖先の歩みに敬意を払い、そこから生み出された独自性に富む思想・倫理・道徳・歴史・文化を継承し、その実現に努力することを目標として、教育と研究を推進していくことです。平成24年、創立百三十周年・再興五十周年の佳節を迎え、皇學館大学はこの建学の精神のもと、その特色ある教育・研究が、ますますその輝きを増しています。
●記念館
官立(国立)時代の神宮皇學館の本館を、記念館として保存、平成18年には文化庁の登録有形文化財の指定を受けています。館内には、茶室日月庵と創立130年を誇る本学の歴史を展示する展示室があり、本学卒業生の組織である、皇學館館友会の本部が置かれています。
・・・余裕がなかったので行けませんでしたがキャンパスに、
●佐川記念神道博物館
神道・神社の紹介を通して日本の文化と歴史・伝統・信仰・思想等を内外に伝えていくことをめざし、大学の附属機関として設置されています。伊勢の神宮を中心とした周辺の文化遺産の中には、日本の歴史を研究する上で貴重なものが多く、神道関係と共にこうした文化資料も幅広く収集。学生や教員の学習・研究活動に役立っています。また本学の歴史に関する資料も豊富です。1階には、館長室、事務室、講義室、会議室、貴賓室のほか、教員・学芸員の個人研究室、共同研究室や書庫を設置。2階には3つの展示室があり、ロビー展示室には、宇治橋の第一男柱やさまざまな特殊神饌模型など関係資料を展示。第1展示室は、神社の祭りを中心に神道に関する多彩な資料を、第2展示室では、伊勢歌舞伎や考古関係の郷土資料をはじめ、歴史・美術・民俗関係の資料を公開。これらの資料を保存する収蔵庫、資料の調査研究・写真撮影などを行う工作室も完備しています。学生も気軽に活用することができます。また、学界や研究者・学生に対する各種サービスに加えて、「神道博物館教養講座」「夏休み親子教室」等、一般を対象とした生涯学習のための関連諸事業も推進し、地域文化の向上に貢献しています。平成25年4月に全学的な研究計画を立案、推進する研究開発推進センターが館内に設置されました。
・・・そうそう伊勢と言えば「イセエビ」ですよね。外宮前参道で見つけました。
※伊藤小坡美術館
516-0026伊勢市宇治浦田2丁目4-65牛谷坂/0596-22-2554
猿田彦神社から徒歩3分の伊藤小坡美術館には、明治から昭和にかけて京都画壇の中心として活躍した伊藤小坡の作品を展示しています。土蔵をイメージした静かな雰囲気の中で、どうぞ、ごゆっくりご鑑賞ください。美術館の庭からは神路山や鼓々岳といった伊勢の自然を残す緑の山々を眺めることもできます。庭石と四季の樹木とともに、この地の風景に包まれてくつろいでいただけます。平成23年4月、今まで以上に楽しんでいただけるよう、施設も事業内容もリニューアルしてオープンしました。ロビーを展示空間に改装して、新収蔵品の大作「幻想」をはじめ、四季折々の風情あふれる作品を展示しています。展示点数は、これまでの約2倍になりました。また、事務室を改装して、学習室を新設しました。憩いの空間として、語らいの場としてご利用いただけます。これまでに収集した図書約500冊の中から興味ある図書をご覧いただいたり、映像資料を楽しんでいただく場でもあります。調査研究を美術館活動の中心にすえ、その成果を反映させた美術館ニュースを発行し、子どもたちから大人まで、楽しんでご覧いただくためのワークシートを作成したり、伊藤小坡を中心に伊勢にゆかりの深い作家や作品をテーマとした美術講座、その他、なんでも相談タイムを実施し、希望される方には解説・ギャラリートークも行っています。
●伊藤小坡
1877年 (明治10年)、猿田彦神社宮司宇治土公貞幹の長女として生まれました。本名は佐登(さと)。18歳で伊勢の磯部百鱗に絵の手ほどきを受け、21歳のとき京都に出て、森川曽文に師事して「文耕(ぶんこう)」の雅号をもらい、その後曽文が病のため、谷口香嶠(たにぐち・こうきょう)に師事し、次に「小坡(しょうは)」の雅号をもらいます。谷口門下の伊藤鷺城 (ろじょう)と結婚。大正4年の第9回文部省主催美術展覧会に出品した「製作の前」が初入選で三等賞を受賞、一躍脚光を浴びました。大正6年には貞明皇后の御前で揮毫(きごう)を行ない、大正11年の日仏交換美術展に出品された「琵琶記」がフランス政府買い上げとなるなど、普段の何気ない生活の一場面を女性として、また妻としての視点から描いた暖かさあふれる作品群が好評を得て、京都を代表する画家の一人として活躍しました。昭和3年、竹内栖鳳が主催する画塾である竹杖会の一員となり、やわらかな運筆は、この時期から細くシャープな線描となり、歴史・物語を主題とした女性像を描いていきます。源氏物語に登場する秋好中宮に思いを寄せた「秋草と宮仕へせる女達」(昭和3年)と「秋好中宮図」(昭和4年)、そして気丈夫な女性を描いた「伊賀のつぼね」(昭和5年)や三十六歌仙の一人である斎宮の女御に想を得た「幻想」等の代表作が生まれています。描かれた美しい女性の中に小坡独特の強い世界観が静かに、そして確実に表現されています。
・・・今回は電車旅でしたので余裕がなく、近くまで行きながら訪問できなかったのが「伊藤小坡美術館」です。またの機会はあるかな?
・・・帰りの電車まで少し時間があったので、
◆Sunny Place(サニープレイス)
516-0000三重県伊勢市本町5-3サカグチビル1F/0596-63-6664
※伊勢神宮外宮参道にカフェバー、五穀豊穣米のライスバーガーも
カフェバー「Sunny Place(サニープレイス)」が2008年5月27日、伊勢市駅から伊勢神宮外宮へ向かう外宮参道沿いにオープンした。同店は、同市出身の岡田淳さんと妻の麻沙さんの夫婦が経営、11時~16時30分のカフェタイムを麻沙さんが、20時~25時のバータイムをバーテンダーの経験を持つ淳さんが担当する。「ひだまりに居るときのような癒される空間を作りたかった」と麻沙さん。店名もひだまりを意味するサニープレイスと名付けた。席数は、カウンター=6席、テーブル席=8席。「Myはしの預かりサービス」もあり、できるだけゴミを出さないような運営を目指しているという。ランチタイム(11時~14時)には、黒米、赤米、緑米、白米、麦をブレンドした雑穀米ごはんとおかず、サラダ、スープ、ドリンクがセットになった「ひだまりランチ」(800円)や、五穀豊穣米のパテで作った「おこめバーガー」(500円)を提供。そのほかのメニューはコーヒー(400円)、ケーキプレート(500円)など。バータイムには淳さんのオリジナルカクテル(700円~)やグレンビレットなど淳さんおすすめの「シングルモルト」(700円~)は種類も豊富。「気軽に足を運んでいただければ」と話す淳さん。営業時間は11時~翌1時。水曜定休。
・・・最後の最後に、カエルのカフェに出会うとは、これもご利益かな。とにもかくにも好天に恵まれた2日間でした。