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◆【嚴島神社宝物館《登録有形文化財》】◆

739-0588広島県廿日市市宮島町1-10829-44-2020


ほう1


嚴島神社では平安時代末期に現在の規模の社殿が造営されて以来、奉納された数々の美術工芸品や史料等を所蔵。装飾経の白眉といわれる平家納経をはじめ、刀剣類、鎧兜、能・舞楽の装束や面、絵扇、絵馬、絵画等その数は約4500点にのぼり、うち130点余りが国宝・重要文化財に指定されています。その一部が展示されているのが昭和9年(1934年)に開館した宝物館。当時としては画期的な耐火性のある鉄筋コンクリ-トの建物で、表面には漆が塗られています。


ほう2


◆平家納経《国宝》平家納経は平清盛願文、無量義経(開経)・法華経28巻・観普賢経(結経)・阿弥陀経・般若心経の計33巻から成り、 平清盛をはじめ平家一門の人々が1巻ずつ結縁書写して、嚴島神社に奉納したものです。平安美術の粋を集めた華麗典雅なこの装飾経の制作は、日本美術史における平家一門の偉大な功績といっても過言ではありません。

◆還城楽舞楽面《重要文化財》宮島の舞楽は平家一門により京都から伝えられ盛んになりました。現在重要文化財に指定されている九面(二舞、抜頭、陵王など)は、木彫りの面に彩色されたもの。都風の洗練された線をよく表し、華やかな歴史のひとコマを物語る貴重な研究資料とされています。

◆小桜韋黄返威鎧《国宝・平安時代》源平の争乱期に発達した大鎧は、豪壮な趣きをもっています。社伝では源為朝所用のものとされ、数少ない平安時代の遺品のひとつ。厳星を打った円鉢の力強い兜です。


ほう3


◆木地塗螺鈿飾太刀《重要文化財》錦包籐巻太刀《重要文化財》総長103cmの木地塗螺鈿飾太刀は儀杖用の太刀で、平安時代後期の作品。柄には白いさめ皮が張られており、鞘(は朱壇地に黒漆塗がほどこされています。錦包籐巻太刀は総長102cm。前者に比べるときわめて簡素ですが、雅趣に富むこしらえで、平安時代から鎌倉時代にかけての優れた作品です。

◆狛犬《重要文化財》大小14駆あり、うち小さい2駆には玉眼がはめこまれています。平安末期から鎌倉時代の作で、大きいものは高さ61cm、小さいもので21cm。極彩色の漆箔(しょぱく)仕上げで作られています。

◆彩絵 檜扇《国宝》雲母粉を混ぜた白土を下塗りにして全体を覆い、その上に松の緑と葦手文字(遊技的な絵文字で、それを判じて読むと一首の和歌になる)を加えたもので、平安時代の檜扇として稀な遺例。「葦手歌絵」の資料としても貴重なものです。


ほう4


・・・「宝物館」前のポスト、宮島は「赤丸ポスト」の宝庫なのです。


◆【宮島歴史民俗資料館《登録有形文化財》】◆

739-0588広島県廿日市市宮島町570829-44-2019




ほう5


厳島神社西廻廊の西方にあり通りに南面して建つ。桁行13.5mの木造2階建切妻造桟瓦葺平入で平面は通り土間式,西妻に平屋建の茶室部を付属する。深い軒や庇を支持する持送り板いわゆる千本格子の建具など宮島における商家建築の好事例です。展示替えのため休館していた宮島歴史民俗資料館が、平成25年4月6日(土)リニューアルオープンしました。嚴島神社や平清盛の魅力、そしてそれらを背景に独特の文化を育んできた宮島の歴史と文化に関わる多彩な資料や、失われようとしていた民俗文化財の保存と継承を目的につくられた文化施設です。江戸時代後期から明治期にかけて醤油の醸造を営み、豪商といわれた旧江上家の主屋と土蔵を展示施設の一部に利用しています。またその一部は国の登録有形文化財となっています。新たに平清盛の足跡や世界文化遺産となる今日までの映像資料や年表などを展示しました。


・・・もちろん「資料館」の中にも「赤丸ポスト」がありました。