・・・幻の「五新鉄道」に沿って国道24号線まで出ますと、
◆【民俗資料館(長屋門)】◆
637-0043五條市新町3-3-1/0747-22-0450
この資料館は、江戸末期には五條代官所の長屋門だった建物です。現在の五條市役所のある場所に建っていたもとの代官所は、文久3年(1863)におこった天誅組大和義挙の際に焼き討ちにあい、元治元年(1864)10月、現在奈良地方裁判所五條支部のあるところに幕府があらたに代官所を立て直したのでした。
明治維新の後、代官所は五條県庁に引き継がれ、一時警察大屯所などに利用されていましたが、明治10年に五條区裁判所となり現在に至っています。裁判所の改築の際、正門である長屋門と広場を五條市が譲り受け、広場を史跡公園、長屋門を民俗資料館として整備しました。しかし、長い間市民の憩いの場、学習の場として親しまれてきた資料館は、老朽化が進み閉館となっていました。平成15年9月、明治維新のさきがけといわれる天誅組義挙から140年を迎えるにあたり、国のために己を捨てて尽くした若き志士たちを讃えるとともに、図らずもその犠牲となった人々を追悼し、わたしたちのまち五條市でおこった重大な史実を語り継ぐため、史跡公園及び長屋門を再整備しました。長屋門は天誅組の足どりやゆかりの地などの資料が展示された資料館としてあらたにうまれかわり、五條市の歴史に触れていただけるほか、研修会等にもご利用いただけます。
●展示室/天誅組隊士の肖像画や、足どりをたどった写真、年表などの資料が展示され、自由にご覧いただけます。また、天誅組義挙について分かりやすく解説したビデオも放映されています。ギャラリー・研修室は、会議や集会などにご利用いただくこともできます。
●8620形78675号蒸気機関車(金剛・ハロー号)
日本で初めて本格的に作られた蒸気機関車。愛称「ハチロク」と呼ばれ親しまれ、全国を走り回りました。78675番の本号は、1925年に川崎造船所で製造されました。かつて和歌山線の金剛山の麓を駆けた機関車は「金剛ハロー号」と名付けられ、1972年に展示保存が開始され、2003年、展示から約三十年を経て、塗装の剥がれが著しくなり、市民から塗り替えの要望で市が対応を考えていたころ、日本塗装工業会県支部の職人さんたち約五十人のボランティアによる塗り替えが行なわれました。作業は午前八時から夕方まで行なわれ、機関車本体をやすりで磨いた後、手作業で塗り替えを行い、黒光りした綺麗な姿となったそうです。
・・・さて、私は羽曳野市~河内長野市を抜けて和歌山県橋本市に入り、そこから広域農道?を通り「金剛生駒紀泉国定公園」横をすりぬけて、奈良県五條市へと行くわけですが、通るたびに気になる看板がありまして、とうとう行っちゃいました。