ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

・・・「柿博物館」への途中、


かき1


一の木ダム

637-0034五條市野原町1212-30747-23-5612

一ノ木ダムの建設は、西吉野の活性化を象徴する大プロジェクトです。ダム建設は長期的視野に立って準備する必要があるため、豊富な水量が確保できるうえ、水を利用する場に至近距離であること、周辺地域の環境に与える影響が少ないこと、工事が効率的にできること、などが慎重に協議され、建設に着手されたものです。この一ノ木ダムは平成6年末に完成し、大堰堤もできあがりました。貯水量は157万立方メートル、高さは38.44メートル。平成7年のはじめから貯水が始まり、谷あいには清らかな水を満々とたたえる湖水が出現しています。一ノ木ダムは、五條吉野国営農地開発事業の一環として建設されたもので、1081ヘクタールの既成畑を含めて、合計1674ヘクタールもの畑にかんがい用水や防除用水を供給しています。また、一ノ木ダムの完成にあわせてダム周辺地域を憩いの場やふれあいの場にするための整備も行われ、地元住民の手によって桜の木も記念植樹されました。作物の成長に欠かせない水を安定的に確保することにより、今後ますます高品質な作物が供給されるようになるものと期待されます。


・・・ダムをのぞきこみましたが、足がすくみます。



かき2


◆【奈良県果樹振興センター柿博物館」】◆

637-0105五條市西吉野町湯塩13450747-24-0061

柿畑が広がる丘陵地に、にょっきりと現れた巨大な柿の実。高さ8.7m、直径18.2mのこのドームは、柿のことなら何でもわかる「柿博物館」です。


・・・結構遠いのですが、素直に案内看板に沿って進むとたどりつきます。


かき3


・・・SAV作業場にも柿の木がありますし、これまで干し柿や渋染めに挑戦してきましたから、とても興味深く見学させていただきました。


かき4


柿博物館は、果物と地域特産物について研究している果樹振興センター内にある博物館です。三角形のアルミパネル236枚をつないで柿の実のかたちを作り、ドームの両側には柿の葉をイメージするベンチを設けています。館内には50人が座れるイス席があり、柿をテーマにしたクイズにチャレンジできるほか、柿に関する映像を大型テレビ画面2台で鑑賞できます。柿の歴史や食べ方、使われ方など、身近な柿に隠れた意外な情報を迫力画面で楽しみながら知っていただけます。そのほか、柿から生まれる加工品など、幅広い展示が目を引きます。


・・・さて、今回のミュージアム巡りのメインイベントへ。


かき5


五條市の古い町並み

主に通称「新町通(しんまちどおり)」と呼ばれる旧紀州街道沿いにあります。昭和50年(1975)の調査では、江戸時代の建物が77棟、明治時代の建物が19棟確認されております。この調査報告書「五條-町並調査の記録-」奈良国立文化財研究所(1977年)によれば、五條の町並みの特徴は、木造の瓦葺きで、軒裏や2階壁面を厚く漆喰で塗り込め、むしこ窓をあけ、1階は木格子やスリアゲ戸あるいはシトミ戸を用い、塗り込めにはしないが全体的に重厚な建築であるとされています。「五條-町並調査の記録-」奈良国立文化財研究所(1977年)よりますと、国の重要文化財の栗山邸(西暦1607年築)という建築年代のわかっている民家では日本最古の建物もあります。これだけ長い街道筋で古い町並みが保存されている場所は珍しく、歴史を感じる街道として貴重な場所と言えるでしょう。