・・・もう「西光万吉」さんには会えないけれど、せめてご存命の「美寿子」夫人に在りし日の万吉さんの話を聞かせて欲しいと、
・・・何度か、ここに寄せていただいたのです。ご自宅にあった未整理のスケッチなどを整理させていただいたり、お手紙のやりとりもさせていただいていたのですが、ご高齢のこともあって連絡が途絶えていました。風の便りに亡くなられたことを知り、もう一度来なければと思っていたのですが、今日になってしまいました。
・・・さらに、まだ「紀の川市」になる前の「打田町役場」には、西光万吉さんの顕彰碑があったのですが、今はどうなっているのかも確かめたくて、
●打田生涯学習センター
649-6417紀の川市西大井363番地(市庁舎西隣り)/0736-77-3140
平成17年10月にオープンした打田生涯学習センターは、打田地区公民館と打田図書館の併設館です。当センターは紀の川市役所庁舎の西隣に位置し、海神川を挟んでウッドデッキやオープンスペースが広がる環境にも優しく、紀の川市のほぼ中央に位置する生涯学習施設です。打田地区公民館には、防音設備を設け壁面に鏡を設置したスタジオや、電動ろくろや電気窯を設置した陶芸・工作室、公民館講座や各種文化サークルの活動拠点として幅広く利用され、プロジェクター、スクリーンを設置し会議や講演会など、様々な用途に対応可能な視聴覚室と学習室があります。さらに、約7万冊の蔵書を有する打田図書館も備わっており、市民の学習・文化活動を支援すると同時に、市民の憩いの場として活用いただけます。
●打田図書館/0736-78-2010
郷土資料を充実させるために、西行法師と西光万吉の資料を収集しています。西行法師は、打田生誕の平安の歌人で、西光万吉は、全国水平社設立の中心人物で、水平社宣言の起草者です。このような資料が自宅にありましたら、ぜひ打田図書館に寄贈をお願いします。
・・・ここなら、あるかなと思いましたが、見つけることはできませんでした。あきらめて駐車場にもどったのですが、
・・・ありました。うれしくて仕方ありません。
◆「水平社資料」を世界記憶遺産申請へ◆
部落差別の解決を目指して1922年に京都市で発表された「全国水平社創立宣言」の世界記憶遺産登録に向け、柳原銀行記念資料館(下京区)と水平社博物館(奈良県御所市)が3月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請しました。水平社宣言は、1922年3月、左京区の旧岡崎公会堂で開かれた全国水平社創立大会で、被差別集落出身の社会運動家、西光万吉が発表したものです。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と平等と尊厳をうたった内容は、アイヌ民族差別の解消やハンセン病問題など、多くの人権運動に影響を与えたとされます。申請するのは、崇仁自治連合会(下京区)や水平社博物館が所有する資料15点。水平社創立宣言文をはじめ、大会参加を呼びかけるビラ、荊冠旗など、発足当時の重要な資料を選びました。当時印刷された宣言文は、全国で元崇仁小(同区)に残っていた2点しかなく、現在は両館が展示しています。2013年10月から推薦書類の英訳作業にかかり、今年3月にユネスコに登録申請しました。記憶遺産登録は2年に1回審査があり、1カ国から3件以上の申請があった場合は、日本ユネスコ国内委員会で2件に絞られます。柳原銀行記念資料館の山内政夫事務局長は「水平社宣言は、日本で初めての人権宣言といえる内容。後世に引き継ぐべき人類普遍の価値がある」と話しておられます。
・・・京都、そして奈良にも行かなくてはと考えています。