・・・阪南市まで来ましたので、「根来街道」から和歌山へ。
・・・根来寺の入口に、
◆【岩出市民俗資料館】◆
649-6202和歌山県岩出市根来2306-1/0736‐63‐1499
平成元年4月に開館しました。常設展示では、「岩出市の風土と暮らしの移り変わり」を基本的なテーマとして、郷土岩出の自然環境と、歴史的・文化的発展過程をポイントとしています。展示にあたっては、他所に無い歴史、文化の独自性を十分に考え、より楽しく展示に触れあえるように、視覚や聴覚に訴える演出を効果的に利用しています。当館はふるさと「岩出」の歴史、民俗、文化の発信拠点であり、常設展示のほか、企画展、文化協会の作品展示などの展観事業、歴史学習・講座、伝統工芸伝承事業(根来塗講座)などを行っています。
常設展示~基本的テーマ「岩出市の風土と暮らしの移り変わり」~
●根来塗
鎌倉期から南北朝時代にかけて隆盛を極めた紀伊国の一乗山大伝法院根来寺(現在の和歌山県岩出市根来)では、数千人にも上る僧たちが日常に使う什器を主として、数多くの漆器を作っていました。その中でも、赤い漆で塗られた漆器は丈夫で美しく使いやすい良質のものでした。 これらが一般的に根来塗と言われています。大規模な工房とともに大勢の優れた工人も居たと思われますが、天正13年(1585)豊臣秀吉の根来攻めにより、大塔・大師堂などの建物を残し猛火に焼かれ、工人たちは散り散りになり、和歌山県の海南黒江や輪島、書写山(兵庫県姫路市)に行き着いて、根来塗の技法を伝えたとも言われています。現在、根来の地では400年以上の時を経て、根来寺山内にある岩出市民俗資料館で活動する根来塗曙山会が根来寺根来塗の伝統工芸を伝承しています。漆以外の塗料は一切使わず、ただ「木に漆を塗る」。この単純なこだわりが、発祥の地によみがえった根来塗に命を吹き込みます。
・・・雨も降っていましたが、もちろん「根来寺」へ。