・・・もちろん東大阪からの帰りには八尾市を通りますので、
・・・ここは、街道巡り・遺跡巡りで来たところですが、学習館には入ってなかったので、
◆【八尾市立しおんじやま古墳学習館】◆
581-0854八尾市大竹5丁目143番地-2/072-941-3114
心合寺山古墳(しおんじやまこふん)は、古墳時代中期につくられた前方後円墳(です。中河内では最大の全長160mの古墳で、当時この地域一体を治めていた王の墓と考えられます。これまでの発掘調査によって、古墳は3段に土が盛られ、平らなところには円筒埴輪と呼ばれるつつ型の埴輪が立てられ、盛った土の斜めの所には、葺石と呼ばれる石を置いていたことがわかりました。また、後円部と呼ばれる北側の丸い方の丘には、3つの埋葬施設(亡くなった人をいれる施設)があり、前方部と呼ばれる南側の四角い丘には、方形壇と呼ばれる四角い台があり、後円部と前方部の間のくびれ部というところには、造り出しと呼ばれる舞台のようなものもあります。ちなみに、しおんじやまという読みにくい名前ですが、この古墳の西側に飛鳥時代につくられたお寺・心合寺(しんごうじ)に由来していると考えられています。つまり、「しんごうじ→しんおうじ・しんごんじ?・・・・・しおんじ!」になったようです。そして、そのお寺もなくなり、古墳だけが現代まで残っていましたが、平成13年から平成17年まで整備工事を行い、発掘調査でわかったことを元に、墳丘や埴輪列を復元して、しおんじやま古墳が、約1600年前の時を越えて、当時の姿にもどり、歴史を体感できる場として生まれ変わりました。
八尾市立しおんじやま古墳学習館は、全長160mの中河内最大の国指定史跡「心合寺山古墳」の出土品を中心とした展示を通して、「心合寺山古墳の時代」を学べる施設です。復元された心合寺山古墳とともに、生駒山地の豊かな歴史や文化財とふれあう施設をめざしています。ホールの床には、八尾市内の航空写真があります。しおんじやま古墳やその他の市内の遺跡の位置が分かります。また、勾玉作りなどの体験コーナーもガイダンスホールで行っています。展示室は、埴輪のまつりをイメージした導入、キャラクターが古墳を案内する映像展示、埋葬施設を再現した原寸模型や、埴輪・レプリカの副葬品などをしおんじやま古墳から出土したものを中心に、初心者でもわかりやすく展示しています。
・・・さらに、
◆【八尾市立歴史民俗資料館】◆
581-0862八尾市千塚三丁目180番1号/072-941-3601
高安古墳群の散在する高安山麓に位置し、市内の文化財を紹介する資料館。ホールには、銅鐸の復元資料や地形模型を展示し、2階には河内木綿体験コーナーを開設。講座や体験学習会も開催している。
●常設展大和川流域と高安山-その歴史と文化-
「掘り起こされた八尾の歴史」「写真と資料でみる八尾の風景」「大和川の付替えと河内木綿」の3テーマで構成されています。発掘調査からわかること、八尾の景観を造ってきたさまざまな出来事、大和川と河内木綿の歴史などを紹介することで、八尾のそれぞれの魅力が発見されることに努めました。
・・・八尾市も、なかなか充実しています。