・・・「桂離宮」くだらない解説はあえて書かずに、
・・・写真の撮影については、かなり限定されるだろうことは予想していましたが、次の条件が示された程度で、わりとゆるやかではありました。
1.「公」の場での使用はひかえ、「個人的」な趣味として用いてもらいたい。
2.「移動中」の撮影は、集団行動を乱すことにもなり、また飛び石等の上を歩くという不安定な状況にあるのでひかえてもらいたい。
3.けっして「苔」の部分には立ち入らないこと。案内ルートは一方通行であり、もどったり、他の場所に無断で立ち入らない。
とは言うものの、その時の余裕のない自分が画像を通して見て取れます。
・・・先頭の案内担当職員は超ベテランの白髪紳士、最後尾には若い私服警官がつきそい、ぞろぞろ20人ほどでお庭をめぐる。
ですから、構図も一貫性もなくただ撮れる時に撮っています。
・・・とにかく「飛び石」から足を踏み外さないように注意しながらなので、なかなか景色を楽しむという余裕もなく、また集団行動を乱してはならないので、ひたすら足元を見ながらついていくという感じ。さらには、年老いた母がこけたりしないようにと、気配り目配りで写真撮影どころではなかったのです。
・・・寒くて、さらに、かなり雪が舞いだしたり。広い庭園の様々な仕掛けや見所の解説も目白押しで、ついていくのも聞き取るのもたいへんで、せめてしっかり目に焼き付けておこうと見開いていると、「建築関係の方ですか?」と担当職員に声かけられる始末でした。
・・・最大の驚きは、なんとこのような場所で、高校の同級生に再会したことです。記憶は定かでなかったのですが、私のことはすぐにわかったそうです。「ぜんぜん変わってない」らしいのですが、喜んでいいのか成長がないのか。ただ、場所が場所なのであまりおしゃべりできませんでしたが、とても素敵な思い出がふえました。




