ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

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熊野神社

606-8392京都市左京区聖護院山王町43番地075-771-4054

一般的に熊野神社といえば、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の祭神を勧請(分霊を移し祀ること)された神社のことをいい、全国に三千余りもあるそうです。ここ京都の熊野神社は後白河法皇の信仰が篤く、新熊野神社・熊野若王子神社と共に京都熊野三山のひとつに数えられ、縁結び、安産の御利益でも信仰を集めています。かつての境内領域は鴨川に至る広大なものであったようですが、大正と昭和の市電軌道敷設によってせばめられてしまい、現在のこじんまりとした神社となりました。熊野神社のすぐ近くには有名な寺院「聖護院」があります。聖護院は本山修験宗の総本山で門跡寺院でもありますが、「聖護院八ツ橋」の名でお馴染み。熊野神社はこの聖護院の鎮守の社でもあり、境内には「八ツ橋発祥之地」の石碑と「西尾為治の像」があります。西尾為治は聖護院村の八ツ橋屋西尾家の12代目で、八ツ橋を多くの博覧会に出品し世界に広めた人物。熊野神社のすぐ隣にはその「西尾八ツ橋」のお店があります。


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西尾八ッ橋の里(西尾八ッ橋別邸)

606-8391京都市左京区 聖護院西町6075-752-2188


・・・まさか、重森さんの庭園の前に、こんな素敵なお庭を見れるとはラッキーです。


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本家西尾八ッ橋 本店の東隣に位置する「西尾八ッ橋別邸」は、約百年前の1919年(大正8年)、東洋レーヨンなどの要職を歴任された財界人であり、数多くの論文を残し、京都法政学校(立命館大学の前身)設立に尽力された学識者でもあった、河原林樫一郎氏の邸宅として建てられました。後に東芝産業の所有となり、主に役員専用の保養所として利用されておりましたものを本家西尾八ッ橋が購入、2013年、床下の基礎から全面改修・復元を行い「お食事処・甘味処西尾八ッ橋の里」として公開いたしました。2012年、「京都市民が選ぶ 京都の財産として残したい京都を彩る建物や庭園」に指定されました。数寄屋風書院造りの建物には、国産拇材(ぼざい=ツガ)が使われ、襖の取手や釘隠しにも独創的な金物が施されるなど、当邸が樫一郎氏の京都での交友関係の拠点として力を入れて建てられたことが伺えます。また、お庭には建築以前から自生していたものと思われる樹齢百五十年を超える椋の大木や、新たに本家西尾八ッ橋が八ッ橋の由来として再現しました「かきつばたの池」などをご覧いただけます。改修の際、正面玄関の床下に白蛇の抜殻六本が見つかりました。当邸を訪れる皆様の幸運、開運の縁起物、重宝として大切に保管しております。「西尾八ッ橋の里」の看板文字は、2013年9月に入寂された比叡山延暦寺の大阿闍梨、酒井雄哉氏の筆によるものです。放胆にして優しく、伸びやかな筆跡に、大阿闍梨のお人柄が忍ばれます。四季折々の八ッ橋の庭の景色とともに、お食事・甘味をお楽しみいただける「西尾八ッ橋の里」で、ゆっくりとしたひと時をお過ごしください。


・・・お庭を眺めながらの食事、値段も庶民向けでおすすめです。


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・・・しかも、かわいい「資料館」があったりして、こういうちょっとしたミュージアムこそ大切なのではないかと、感心しました。


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・・・こんなミニ・マンガもいいですね。


さて、そろそろ重森庭園に行かねばならない時間となりました。