ミュージアム | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「上村松園」の師である「竹内栖鳳」さんの展覧会・・・あの「猫」が見たくて、久しぶりに京都へ向かいました。


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京都へは、昔から「淀屋橋」に出て京阪特急で「三条河原町」へ。駅から岡崎公園まで歩きます。


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秋の恒例イベント「関西文化の日」、関西2府8県内の美術館・博物館・資料館等が、大人からこどもまで、無料で入館していただけます。(主として常設展が無料となります)今年は11/16(土)、17(日)を中心日として、11月中に実施されます。

・・・知らずに行きましたので、とてもラッキーでした。


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◆【京都市美術館】◆

606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)075-771-4107


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竹内栖鳳

日本画家の竹内栖鳳(1864-1942)は、京都画壇の近代化の旗手として土田麦僊をはじめとする多くの後進に影響を与えるなど、近代日本画史に偉大な足跡を残しました。栖鳳は京都に生まれ四条派の幸野楳嶺こうのばいれいに学びましたが、積極的に他派の筆法を画に取り入れ、また定型モティーフとその描法を形式的に継承することを否定し、画壇の古い習慣を打ち破ろうとしました。その背景には、1900年のパリ万博視察のための渡欧がありました。現地で数々の美術に触れ、実物をよく観察することの重要性を実感したのでした。しかし、やみくもに西洋美術の手法を取り入れたのではないところに栖鳳の視野の広さがありました。江戸中期の京都でおこった円山派の実物観察、それに続く四条派による対象の本質の把握と闊達な筆遣いによる表現は幕末には形式的なものとなり、定型化したモティーフとそれを描くための筆法だけが残されてしまいました。栖鳳は実物観察という西洋美術の手法を参考にしつつ、西洋と肩を並べられるような美術を生み出そうという気概でこれら伝統絵画の根本的理念をもう一度掘り起こそうとしたのです。本展は、栖鳳の代表作、重要作、長らく展覧会に出品されてこなかった作品約110点、素描などの資料約60点で栖鳳の画業を通観し、栖鳳が新たな時代に築いた日本画の礎を示します。近年、土田麦僊、上村松園、村上華岳といった代表的な画家のみならず、都路華香、稲垣仲静など、これまで広くは知られてこなかった京都の日本画家たちが展覧会で紹介されています。今回、彼らに大きな影響を与えた栖鳳の画業を振り返ることにより、京都画壇ひいては日本画の近代化という事象を改めて検証することも可能となるでしょう。


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下絵を読み解く~竹内栖鳳の下絵と素描

日本画において一つの絵が完成するまでの画家たちの試行錯誤の過程を目に見える形で示してくれるのが下絵である。多くは色彩がなく線描だけで表されることでその画家の絵画の特質をあらわにすることもある。本展では京都の近代日本画を代表する竹内栖鳳の下絵や素描を通してその絵画に見られる動き集合組み合せといった要素を手がかりに栖鳳芸術の魅力を探る。


・・・栖鳳さんには、あたりまえですが、本当に脱帽です。

1928(昭和3)年の京都での天皇即位の大典を記念し関西財界はもとより多数の市民の皆様の協力を得て「大礼記念京都美術館」の名称で東京都立美術館に次ぐ全国で2番目の大規模公立美術館として1933(昭和8)年11月13日に開館しました。開館80周年の節目を迎え今後の更なる発展の契機とするため「京都市美術館開館80周年記念式典ならびに展覧会を開催します。