ミューズ(1)
中之島公会堂(大阪市中央公会堂)屋根の上の「神像」が気になり・・・それが商業の神「メルクリウス」と科学・工芸・平和の象徴「ミネルバ(Minerva)」だとわかりました。ミネルバは、アテナと同一視され、音楽(Music)の発明者でもあるそうです。4月以降、街道巡りや中之島巡りを通して、様々な美術館や資料館・博物館など、多くの「ミュージアム(Museum)」を訪ねることもできました。
・・・ということで新シリーズをスタートします。
■ミューズ(Muse)
ギリシャ神話の女神、「ムーサ」の英語名(複数形)。人間のあらゆる知的活動を司る女神たちの名前「ミューズ」、この女神たちは人々から苦しみや悩みを忘れさせ、喜びを与え、明日への生活の糧を与える女神であり、芸術・学問を司る女神でもあります。ミュージック(音楽)、ミュージアム(博物館)、アミューズメント(娯楽)などの語もこのミューズを語源としています。
■ムーサ(Musa)
ムーサ(ミューズ)はギリシア神話に登場する詩と音楽の女神だが、何よりアーティストに霊感を与える神として知られている。芸術家の創作にミューズは欠かせない。ミューズは一人でなく9人姉妹である。叙事詩、歴史、叙情詩、音楽、悲劇、宗教音楽、舞踊、喜劇、天文をそれぞれが司っている。ミューズは後に音楽から文芸、学問全般の神となり、ムーセイオン(ムーサの聖所)は学問を祭る場であった。博物館・美術館を意味するミュージアムmuseumは、アレクサンドリアに設立された研究・教育機関、ムーセイオンが発祥である。それがさらに現代のアレクサンドリア図書館にまでつながっている。
■ミュージアム(museum)
博物館、美術館、記念館、資料館、ミューズの神々を祭った場所、学問や技芸の殿堂。
・・・新シリーズの直接的なきっかけは「ただひとりの天女」でした。