竹内街道(37)
金刀比羅神社の看板に・・・
「臥竜橋」と書かれていましたが、正しくは「臥龍橋」で「がりょうばし」と読みますので・・・よろしく。
「臥龍橋」「大乗橋」はいいのですが、私が散歩で渡っているこの小さな橋の名前は?どこにも書いてないのです。無名の橋なんてありえないと思うのですが・・・
それでは「臥龍橋」を渡ってみましょう。竹内街道としては、本当は「渡し船」なんですが・・・
■石川河川公園
石川上流の金剛大橋から下流の新石川橋にかけての両岸の河川敷は石川河川公園になっています。
・あすか歴史の里(タイムスケール)
臥龍橋から時の広場までの遊歩道には、全長500メートルのタイムスケールが。1年を石平板としてカウントし、100年ごとに「1世紀塚」が配置されています。
・あすか歴史の里(時の広場)
広場の中央に置かれているのは、太陽の位置で季節を知ることのできる「正午岩」。ストーンサークルにぐるりと囲まれて、ユニークな雰囲気です。岩に開けられた穴から聞こえてくるのは、風が奏でる自然のメロディ。
■カワバタモロコ
竹内街道となる臥龍橋を渡り、右岸を少し上った石川河川公園(駒ヶ谷地区)の中にある修景池では、絶滅危惧種の「カワバタモロコ」が保護・育成されています。カワバタモロコは1960年位まではごく普通に見られる魚でしたが、以後の水質汚染や河川の護岸・ため池のコンクリート化などによって生息地が減少し、個体数が激減している。近年では外来種のオオクチバスやブルーギルなどの食害による減少も深刻で、環境省のレッドリストに絶滅危惧種・IB類として指定されている他、天然記念物に指定している自治体などもあるほどです。元来は飼育下でもよく育つ魚であると言われていますが、現在ではため池などで保護されている状況にあります。
バーベキューやお花見だけが公園ではありません。このような体験学習・環境学習がさりげなく?仕組まれているのがうれしいですね。
この「街道めぐり」では、多くの自然・動植物に出会い、伝統文化も含めた私たちの「環境」問題をヒシヒシと感じています。