こふっ(5) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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からほり(5)


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-ほう1


複合文化施設 萌 ho542-0012 大阪市中央区谷町6丁目 5-26

この地は直木賞で有名な直木三十五の生誕地で、2階には市民の手によって「直木三十五記念館」が創られました。吹き抜けもある3階建ての建物には、生パスタのお店、天然酵母のパンやさん、鍼灸マッサージ、フラワーアレンジメント教室などが入っています。2階にある「手織り体験と多国籍アート雑貨の店 風の森」さんには、楽しいものがいっぱいあって時間の経つのも忘れてしまいます。全国の知的障害者の方が創ったアートな作品がとくに素敵です。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-ほう2

この「萌」の中に、強烈な個性を放つ古書店「サンダーボルト書林」があります。個性あふれる店構えにもインパクトがありますが、アフロヘアの店主、加藤さんにも強いインパクトがあります。「パンクな古書店」を標榜しているお店のイメージとは裏腹に、ハンモックやソファなどで古本を楽しむことが出来る落ち着いた空間です。カフェでもあるので、ビールなどの飲み物も充実しており、飲み物を楽しみながら古本発掘という贅沢な時間を過ごすことが出来ます。直木三十五記念館のチケットを購入することも出来るため、直木三十五記念館に訪れる人は「サンダーボルト書林」の強烈な個性にビックリするかも知れません。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-ほう3


直木三十五は大阪市南区(現在は中央区)安堂寺町ニ丁目に古物商の長男として生まれ地元の桃園小、育英高等小学校、旧制市岡中学を経て早稲田大学に進みその後、翻訳本の出版や映画制作、文芸雑誌の編集等をしつつ、三十一歳の頃から本格的に執筆活動を始めましたそして代表作「南国太平記」で一躍時代の寵児となり、大衆文学という分野で確たる地位を築きましたがわずか四十三歳で夭逝しました。その翌年に友人でもある菊池寛の呼びかけで「直木賞」が設けられ今日に至っておりますしかしながら、現在ではその作品が読まれることは稀になり、>直木三十五を知る人もそれほどに多いとはいえません功績を称えた文学賞である直木賞は知らぬ者がないほどに有名であるにもかかわらず直木三十五はあまりにも無名でありここ大阪でも生家近くの榎大明神(榎の大樹で地域の土地神様)の側に文学碑を残すのみですそこで私達は直木三十五にゆかりの深い空堀界隈の、直木三十五も通った桃園小学校跡地横に「直木三十五記念館」の設立を思い立ちましたこの場所で直木三十五の業績を紹介することにより、地元に直木三十五という才能あふれた作家がいたことを再認識することはもとより直木三十五を通じて、様々な文化や情報を発信可能な拠点として活用できるのではないかと思いますまた記念館は直木三十五の人となりを反映できるような、人をひきつけてやまない魅力と、幅広い興味や好奇心を喚起できるものにし地域からも親しまれる記念館として空堀のまちづくりを担う施設計画を進めて行きたいと考えています直木三十五の没後七十年の祥月命日にあたります本日、記念館設立準備委員会を立ち上げ、その一歩を踏み出しました少しでも多くの方々のご賛同とご支援をいただきまして、活動の輪を大きくして広く世の中にこの運動を知っていただき「直木三十五記念館」の設立が実現しますようご協力をよろしくお願いいたします平成16年2月24日


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直木三十五記念館は05年2月、地元の街づくりグループに所属する会社員や建築家、会社社長ら計4人が改装した長屋に開館した。かつての人気作家も近年は著書がほぼ絶版。地元でさえ忘れられた存在になっていたため、「作品も、生き様もおもろい作家がいたことを知って」という思いをこめ、直筆の資料や著書約400点をそろえた。行政の力を借りずに市民が運営する全国でも珍しい文学館だ。ただ、年間来館者数は約1千人。入場料200円では運営費が賄えない。運営をサポートする会員も集まらず、常に借金に追われた直木同様に厳しい運営が続いている。賃料など累積で100万円を超す借金を4人で負っている。


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記念館事務局長の小辻昌平さん(45)は「直木はかつて、『大阪市民は文学に冷淡』と批判したことがある。その直木の記念館がはやらないのも仕方ない」と苦笑する。小辻さんが期待を寄せるのは、今回の直木賞にノミネートされた大阪出身の万城目学(まきめ・まなぶ)さん「プリンセス・トヨトミ」。大阪の秘密を握る空堀商店街に、会計検査院の調査官が接触したことから、大阪の都市機能が完全停止する――という娯楽小説だ。「直木三十五の文学碑の脇を抜け……」という描写も出てくる。小辻さんは「直木の地元を題材にした作品が受賞すれば、地域への注目も高まるはず。周辺の文学的な名所とつなげて散策ルートをつくることなどを考えたい」と話す。


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・・・何か協力・支援できないかなあと思います。