オッタマゲーロ(23)
●エミリオ・ガルシア(Emilio Garcia)
スペインのアーティスト。キャリアが長く「漫画」「アニメ」「イラスト」「造形」「デザイン」などアート系のさまざまな仕事に携わり北米、ヨーロッパ、そしてアジアに至るまで多くのギャラリーで個展を開催している。
●フロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)
オランダの芸術家、日本での代表作品としては、2009年の「水都大阪2009」中の「Rubber Duck Project 2009」において八軒家浜で展示されて以降、「OSAKA光のルネサンス」、クリエイティブセンター大阪、中之島バンクス前、中之島公園バラ園および尾道での「海フェスタおのみち」で展示された全長9.5メートルのラバー・ダック、兵庫県立美術館屋上の「美かえる」がある。ラバー・ダック自体はフランス、ブラジルおよびベルギーなどでも展示実績がある。
※兵庫県立美術館オブジェ=愛称「美かえる」について
2011年9月28日(水)に兵庫県立美術館の屋上に巨大なカエルのオブジェが登場しました。オランダ人のフロレンティン・ホフマンデザインの巨大なオブジェは、幅約10m、高さ約8mでテント生地製の素材でできています。
①「かえる」ということばが「復活」をイメージしやすく、阪神・淡路大震災からの文化復興のシンボルとしての当館の設立趣旨にマッチする。
②愛称応募者のコメント(美術館で得た美的センスを各自の家庭や職場に持ちかえる・・・ことを願ってやまない)が、美術を通して「こころの豊かさの復興」や「子どもたちの感性の涵養」を目指す当館の事業方針にマッチする。
③来館者が美術館を出るとき、カエルのオブジェと美術館を「見かえる」こと、そして再び美術館を「見にかえる」ことを願う。
※なお、「美術館」と「カエル」を組み合わせた「ミカエル」という読みの愛称を多数ご応募いただきましたが、その中で、美術館をイメージしやすい漢字の「美」と、優しさや温かみ、親しみやすさを感じさせる平仮名の「かえる」という表記でご応募いただいた「美かえる」に決定しました。
以前も紹介しましたが、住吉大社に行ったりしましたので、そのご近所として・・・
■かえるcafe/大阪市住吉区万代4-12-8
http://ameblo.jp/kaeru-manndai/
06-6673-3737
阿倍野から阪堺線で帝塚山4丁目下車 東へ徒歩7分(358m)
上本町6・あべの橋などから市バス(62番)住吉車庫前行きで、府立総合医療センター前下車すぐ、ライフの駐車場の奧です。
お屋敷街のイメージが強い帝塚山ですが、大正~昭和初期に建てられた長屋も結構残っています。その多くは二階建てで門構えや前栽が備わった、風格のあるものです。総じて、大阪の長屋は立派なものが多い。江戸の落語に出てくるような熊さん八っあんの住む長屋に比べるとある程度の所得がある都市生活者向けに建てられたようです。前栽には鉢植えが並べられ、清潔感が漂っています。帝塚山・万代池の東側も整然と区画された開発地域でしたが、こちらは豪邸より、このような長屋が多いのが特徴です。
そんな町に2009年8月、築70年の質屋を改造してオープンしたのが「かえるcafe」です。靴を脱いで上がると、内部は民家そのままの和室にイス・テーブルが置かれています。質屋の応接室だったと思われる部屋はカウンター席。厨房は台所。裏庭に通じる廊下の先には蔵が見えます。摺り硝子や柱や欄間も年代を感じさせますが、意外にシッカリしています。漆喰も施されています。長屋を購入したときは全て上からベニヤ板が被せてあったということです。古さを覆い隠す板が、逆に保護する役割を果たしていたといえます。
カエルの珈琲つながりで・・・
■カエルヤ珈琲店/札幌市中央区北一条西
■かえる珈琲/名古屋市中区栄