長浜(3)
お庭を楽しんで・・・
■黒壁美術館所蔵/ドイツ現代ガラス展「対話と瞑想」
ドイツにおける「スタジオグラス運動」の先駆者エルヴィン・アイッシュは、ガラスに求められてきた視覚的魅力や機能性、装飾性に迎合せず、むしろそれらと闘うことで新たなガラス芸術の可能性を見出したといわれます。
ガラスの表面に描かれるイメージは、人間が背負う業苦や純粋な愛と自由を高度な技術を駆使して奔放に描かれました。また、女性のガラス作家ウルスラ・フートは、港に浮かぶボートやテントである家をモチーフに日常に潜むファンタスティックな要素を素朴且つ斬新に表現しています。溶解し流動するガラスの一瞬を永遠に封じ込め、ミニマルなアートに昇華したトーマス・レムケ、吹きガラスの技法を応用して生命の根源である細胞の表現を試みたヨルク・F・ツィマーマン など、ドイツの現代ガラスが追い求めたガラス芸術を黒壁美術館所蔵作品より約30点紹介いたします。多様に広がる現代美術の世界の中で輝きを放ち続けるガラス作家それぞれが、新たな表現の可能性と対話し、瞑想を深めた創作をご高覧頂ければ幸いです。
これらの芸術作品としてのガラスもおもしろいけれど・・・
このように展示(観る)されるよりも・・・
生活の中に溶け込んだ・・・
「用の美」としてのガラス器がいいなあ・・・
じっくりと見学したかったけれど・・・ステンドグラス工房。