防災・危機管理アート(5)
■ペットボトル船で琵琶湖横断/震災孤児への募金
東日本大震災で親を失った震災孤児への募金を呼びかけようと、滋賀県内の高校に勤務する外国語指導助手の2人が2011年7月16日、ペットボトル815本を使った長さ約2mのボートで琵琶湖を横断した。挑戦したのは米国出身のダスティ・ウイットマンさん(30)と英国出身のロキシィ・ボロウスカさん(26)。守山市から対岸の大津市まで約2キロを1時間余りで横断した。米国では募金を求める「本気度」をパフォーマンスで示すことが多いといい、ALTの仲間や高校生らとペットボトルを集めて準備。2人は「大好きな日本の子どものため、思いを行動で示したかった」と話す。7月3日から募金サイト(http://ilovenihon.com/ )などで義援金を募り、国内外から約30万円が寄せられているという。ボロウスカさんは「地元の人も一緒に盛り上げてくれてうれしかった。今後も支援を訴えていきたい」と話す。
■ペットボトル船「三體船」台北花博で披露される
全世界第1隻のペットボトル船「三體船」は、2011年3月31日に台北花博、流行館の遠東環生方舟で正式に発表されました。この船はナショナルジオグラフィックチャンネルと遠東グループが手掛けており、「ForEver希望永続号」と名付けられて、2011年アースディーの代表的な作品です。この機会を持って民衆に資源再利用及び資源を大事にして、アイディアで資源を新しい生命に付与するように呼び掛けます。「ForEver希望永続号」は全長7メートル、広さは5メートル、高さは10.3メートルで、全てリサイクルした素材で建てられます。その中、遠東方舟と同じの建材のペットボトルのほか、最新開発の緑色のエコ素材、再製キャンバスなど素材を使い、そして再生可能エネルギー発電システムを設置して、気候によって太陽エネルギー或いは風力で発電することができます。
■ペットボトル船、太平洋横断に成功/海洋ゴミ問題を訴え
空ペットボトル約1万2,500本などから作られたボート、「プラスティキ」号は2010年7月26日、約4か月間の太平洋横断を終え、オーストラリアのシドニーに到着した。プラスチック製品ゴミによる海洋汚染問題を訴えるため、イギリスの金融財閥ロスチャイルド家の御曹司で活動家のデイビッド・デ・ロスチャイルド氏が製作した双胴船は、3月21日に米国サンフランシスコを出発。7月26日に、約8,000海里(約1万5千キロ)の航海を成し遂げた。船長を務めたロスチャイルド氏は、「たくさんの愛と情熱が(この冒険に)注がれた。航海の達成に圧倒された」との感想を述べた。また同氏は「私たちは海と関わっていく必要がある。海に対し、何らかの責任を取る必要がある」と、海洋ゴミ汚染問題への意識向上を訴えた。ボートは全長約18メートルの6人乗り。船内電力には風力や太陽光発電を利用したほか、小型の菜園を装備し野菜を栽培するなど、環境に配慮した仕様とした。航海のクルーは男性5人、女性1人だった。
唯一の女性乗組員だったジョー・ロイル氏は航海終了後、「私たちは上手くやれた。でも、1杯のワインと女友達の笑顔を欲している」と述べた。ビッグポンドニュースが伝えた。「プラスティキ」号は今後1か月間、シドニーの国立海事博物館に展示される。
■「震災時の水の使用」をペットボトルで
「震災時の節水」にはペットボトルが役に立つ。ペットボトルのキャップに2ミリくらいの穴を数か所開けて逆さにし、シャワーにして使う。その水圧の強さは、想像以上で、少々の汚れは、この水圧だけでも流れ落ちる。やかんの口から水を流して使用すると、かなりの水が出てしまって無駄になる。一滴の水も無駄にできない震災時、このペットボトルシャワーは覚えておきたい方法です。
ペットボトルに装着できる様々な便利グッズが発売されています。