おほっ(85) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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マグニチュード(5)


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-ぼう1


crapauds(仏:ヒキガエル)クラポーと発音します。


「クアンパ」を調べてますが・・・まだ意味不明です。


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■減災風呂敷

東北大学津波工学研究所の防災士:保田真理さんが、仙台で実際に被災した経験をもとに、「減災風呂敷」は考案されました。特に長期間の断水で給水に困ったといいます。「減災風呂敷」は、端を結んでバッグ状にして中にレジ袋などを入れれば「給水バッグ」に早変わり。また衣類などを入れて頭部の保護に。緊急時の赤ちゃんのだっこひもに。少しでもお母さんの助けになります。また、けがの応急処置として三角巾や裂いて包帯にもなります。


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■“悪夢”を二度と繰り返さないために/東北大学・津波工学研究室:今村文彦

http://www.tsunami.civil.tohoku.ac.jp/hokusai3/J/index.html

1961年、山梨県生まれ。工学博士。東北大学教授。東北大学附属災害制御研究センター・センター長。専門は津波工学および海岸工学。学生時代から津波の災害対策に関心を寄せ、東北大学工学部助手、同工学研究科附属災害制御研究センター助教授を経て、現在は津波工学の最先端の研究教育と地域の防災力の向上に幅広く貢献している。自然災害学会会長、内閣府中央防災会議専門調査会委員など各種委員も務めている。

今村さんの研究には、理学・サイエンス寄り(津波発生のメカニズム研究など)のものと、工学・エンジニアリング寄り(防潮堤・防波堤、さらに今回は都市での津波の挙動研究など)の、2つの分野がある。しかし、肩書きをひとつ選ぶとすると、津波工学者だという。

津波工学も気候変動研究も、コンピュータシミュレーションを主な武器にしつつ、将来の防災を視野に入れている。しかし片方は、工学であり、もう片方は、むしろ、自分たちの軸足をサイエンス側に置こうとしているように見える。やはりリアルな被害が「今」、というか、常時、世界各地で起きている津波研究の方が、防災のためのエンジニアリングの方面を向きやすいのであろう。

今村さんは、今回の津波をまさに「悪夢」と述べられたけれど、しかし、これまでの津波工学の研究成果を反映させた防災対策が、完全にとはいわずとも、被害を低減したことも間違いない。


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「防潮堤はすごく破壊されてしまったわけですが、あれはあれで、津波を弱めてくれたり、到達を遅くしてくれる効果はあったんです。頑丈なものを壊すことで、エネルギーを消費しますし、全く無意味ではなかったと思っています。津波のエネルギーを100と考えれば10か20くらい、力を弱めた、と。ただ、地元の人としてみたら、やっぱり期待は大きいわけですよ。全部防ぎきってくれるのではないか、と」


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今後、どうしていけばいいのか。今村さんは語る。


「2段階あると思うんですよね。で、1段階目は科学的なもので、地球46億年の歴史の中で、非常に長いサイクルでいろんな現象が起きると。そういうことを例えば津波堆積物とか、液状化の跡とか、いろんなもので間接的に知っておくと。様々な天変地異を、理解しておくと。これが一つです」


「・・・もう一つは、もっと具体的に、例えば地震津波が来るとして、コンピュータシミュレーションを使って、自分の集落のところに、どの方向から、何分くらいで、どれくらいの力のものが来るか。従来でいうハザードマップよりももっと高度なんですけど、そういったものを参照して、臨機応変な対応を考えると。こっちで地震が起きたらこういう津波が来るし、こっちへ来たらまた違う方向から津波が来る、といったことも理解していただく必要があると思います」


「・・・例えば仙台平野だったら、こんな高いビルがあって、その下に自然な地形があって、そこに水が押し寄せてきたときにどういう挙動を示すかっていうのは、シミュレーションしないと分からない。今後、力を入れたいのは、例えば東京や大阪など都市部での地下街への浸水ですとか。ああいうのはもう想像できないので。どこから水が入ってきて、どこに行って、我々がもし地下街にいたらどこに逃げたらいいのか。都市に津波が来た場合、漂流物ですとか、火災の連想だけでは駄目だと思うんですよね」