おほっ(26) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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油野美術館ふたたび(2)


喫茶去(きっさこ)/ 煌(きらめき)


昼食をとったこの店は支店で、本店はもっとスゴイですよと聞いたので、映画を見た後に立ち寄ることにした。


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大阪市福島区野田阪神周辺最大の商店街が「野田新橋筋商店街」です。阪神野田駅とJR環状線野田駅を結ぶ道で、野田恵美須神社の参道でもあります。「商店街は昭和初期から栄えていて、野田阪神から環状線野田駅までの400mに約120軒の店が並んでいます。戦前は(交差する北港通に)川があり、橋がかかっていたので『新橋筋』の名が付きました」ということです。


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喫茶去(きっさこ)/ 篝(かがり)

大阪市福島区吉野2丁目8-36/TEL 06-6443-4264

仏像の他にも“大倉陶器”製のビンテージカップがショーケースに並んでいたり、炭火を使ったコーヒー焙煎機があったりとまるで昭和喫茶の博物館のような興味深い内容です。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かがり2


マスターの森澤天一朗さんは・・・


「お茶、喫茶の習慣は仏教から来ている。お寺でお茶を出してくれるやろ。茶室もお茶で始まりお茶に終わるように、喫茶店で朝コーヒーを飲んで、『さあ、仕事にかかろう』と気持ちを切り替えてもらう。そやから最高の豆を提供せなあかん。金もうけやのうて、道楽ぐらいの気持ちやないとお客さん逃げる。店は豪華にしてもすぐ飽きるけど、仏像は絶対飽きへん。」


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-かがり3


「値段なんか関係ないねん。要は心の問題やからな。仏教用語に『喫茶去(きっさこ)』っていう言葉があるんやけど、それは『お茶でも召し上がれ』という意味やねん?」


「昔はケンカばっかりしてたけどな。ある時ひょんなことから偉いお坊さんと出会い、考え方が変わってから仏像を集めるようになったんや。いや、その人はホンマに普通の人が会えないような高僧やで。」


●清水公照

207世、第208世東大寺別当、華厳宗管長となり、大仏殿昭和大修理を行なう。独特の味わいのある書画、陶芸で知られる。1963年ごろから「どろ仏」と称するユニークな小さな仏像を制作した。泥仏庵と号す。また、「今良寛」の異名がある。


「ウチのミックスジュース、うまいやろ? どこにも負けてないと思うで。中身? そんなん企業秘密に決まってるやん!」


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森澤さんがこの喫茶店をオープンさせたのは1970年。それから順調に店舗を増やし、すぐ近くに喫茶店「談話室もりさわ」もあったようです。


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また機会があれば、ゆっくりマスターとお話をしたいものです。