ぼくら(8)
乱歩つながりで・・・1978年第24回江戸川乱歩賞受賞作品。
■ぼくらの時代/著:栗本薫
栗本薫は22歳、某マンモス私大の3年生。アルバイト先のTV局内で発生した女子高生連続殺人事件を、ロック・バンド仲間の信とヤスヒコと解決しようと挑む。当時の若者たちの感覚や思考を背景に、凝った構成と若々しい文体によって、シラケ世代とミーハー族の心の断面をえぐった江戸川乱歩賞受賞作。
そして、不思議なこともあるもんで、ふとTVを見ていると・・・
■『ボクらの時代』
フジテレビ系列で2007年4月1日から放送中のトーク番組。番組は毎回、芸能・スポーツ・音楽・学術・政治など様々なジャンルで活躍する3人が集い、多彩な話題や事象を取り上げていく。ドラマ(もちろんフジテレビ系)や映画(他のテレビ局が関わっていてもOK)、舞台の宣伝に使われることもある。トークの進行は出演者3人に任せているが、番組全体の進行は小林聡美がナレーションを務めている。番組テーマ曲はビートルズ「ハロー・グッドバイ」。
そして・・・フジテレビ系で好評放送中『ボクらの時代』からうまれた人気シリーズ。
■ボクらの時代「ロングヘアーという生き方」
こんな大人が、日本には3人もいる。“ほどほど”じゃない生き方のすすめ。みうらじゅん、高見沢俊彦、リリー・フランキーが語りつくした120分を完全収録!3人が語るのは、ロック、モテ、仏像、怪獣、そして下ネタ…。脱力系人生論が一冊に。
第1章〈若かりし頃〉
天才は親がフォローする/ツェッペリンに出会った。モテへの道が遠のいた/“出会えなかった”から、こうなった/ブラ線にムラムラ、スウェーデンにムラムラ
第2章〈ロック〉
ビートルズ、そしてツェッペリン/ポールはすごかった! ジョンは……“ヘン”だった
第3章〈長髪魂は、肝硬変〉
鳴門のビートルズ(後期)/テクノ暗黒時代 アルフィーがアルフィーになるまで/つかず離れず。次男坊のぬるま湯関係/高見沢=阿修羅?/ハゲてもロック! ロックはZ会!/表参道で、『風に吹かれて』/GS的ファンタジー世界の整合性
第4章〈仏!〉
仏像ブーム、本格到来!/秘訣は、定職なしのぶらり戦法/そしてなぜだか、歴史話で盛り上がる/だから、仏像はロックなんだ!/Let’s 出家!
第5章〈死んだらどうなる? 死ぬまでどうする?〉
行くなら地獄の進学校/葬儀はラストコンサート、墓は個性の見せどころ/生き続けて、最後までロックする/♪小休止1♪ 毛虫、食ってますか?/♪小休止2♪ ゴジラ、観てますか?/“Keep on 童貞”で行こう
第6章〈恋愛? とんまつり? 童貞? まとまらないけど、まとめ〉
酔わなきゃ、女なんて口説けない/草食系男子は、想像上の生き物である/好きだったアイドルあれこれ/ノーマルを知り、アブノーマルが可能になる/“とんまつり”に見る、日本の素晴らしきおおらかさ/童貞を、こじらせ続けて
■ボクらの時代「芸とロック~悩みながら前に進む」
斉藤和義×立川談春×千原ジュニア
ロックミュージシャン・斉藤和義と、落語家・立川談春と、お笑い芸人・千原ジュニア、異色の初組み合わせで語りあった「芸とロック」の根っこの話。各界の最前線を走る3人が最近考えていること――話術の原点、眼のつけどころ、こなし方と心得……サラッと語る素のことばに、売れるひとのヒントと才覚が見え隠れする、待望の芸談義!お母さんがキッチンでフフフンって鼻歌を歌っている――それが作曲じゃん(斉藤和義)/僕が「あれやりたい」「これやりたい」と思う原動力は嫉妬なんです(立川談春)/皆がこぞって行くところに行くのはいかがなものか……僕が15歳やったら逆打ちするやろうな(千原ジュニア)
<目次>
Vol.1 異色顔合わせはエロ話から?/Vol.2 10代で道を決める/Vol.3 師匠と芸の関係/Vol.4 大震災後の悩み/シンプル イズ ベスト/Vol.5 「面白い」と「上手い」/Vol.6 意欲のもとは、嫉妬と怒り
■ボクらの時代「日本人なら気品を身につけなさい」
瀬戸内寂聴・美輪明宏・平野啓一郎が語る、いま/これからの日本。異色の組み合わせの三人が恋からスピリチュアルまでを本音で語った、「いま日本人に伝えたいこと」とは?フジテレビ「ボクらの時代」で大反響を読んだ鼎談、待望の書籍化。「美しいものと天才が好き」と語る瀬戸内寂聴が、お気に入りの「美しいひと」美輪明宏、「天才」平野啓一郎とテレビ番組「ボクらの時代」で繰り広げた気が置けないトークを、番組未放送分も含め再構成して収録。
■ボクらの時代「メス化する男たちオス化する女たち」
渡辺淳一、村山由佳、西川史子が語る、男女の恋愛。なぜ今、男たちは弱くなり、女たちは強くなったのか。
■ボクらの時代「オトナのための脳授業」
自分の脳年齢が気になる人、必読!読むだけで脳が活性化する一冊!頭がよくなる食事から、ボケない方法まで。「脳トレ」でおなじみ川島隆太と、科学者にして酒飲み仲間の泰羅雅登・中村克樹による、あなたの常識をくつがえす「読む脳トレ」の開講です。読むだけで脳が活性化し常識がひっくり返る、オトナのための脳授業。フジテレビ「ボクらの時代」で繰り広げた気のおけないトークを、番組未放送部分も含めて再構成。
■ボクらの時代「自分を美しく見せる技術」
2008年四大陸選手権において、歴代最高得点で優勝したフィギュアスケート選手・高橋大輔氏、15歳でのデビュー以来「演劇の申し子」と呼ばれ続けている俳優・藤原竜也氏、大河ドラマなどにも活躍の場を広げている若手歌舞伎役者・中村勘太郎氏の回を収録。各々活躍のジャンルは違えど、表現者として今もっとも旬な20代3人。自らの世界観から日常生活の爆笑話、そして、舞台上で自分を「美しく」見せる技術について語り通します。ちなみに高橋大輔氏は書籍初登場となります。フィギュアスケート、演劇、歌舞伎。ジャンルは違えども表現者としての熱いスピリットは1つ。各界のもっとも旬な3人が「自分を“見せる”技術」とその後ろにある思いを今、ここで語る。
そして、今回の放映は・・・
■ボクらの時代「ふぞろいな同窓会」手塚理美×高橋ひとみ×中島唱子
手塚理美・高橋ひとみ・中島唱子の3人の女優が、レストラン「ロッソ・エ・ネロ」に集まった。3人は、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」で共演してから、プライベートでも友人として付き合うようになった。ドラマ「ふぞろいの林檎たち」に出演した3人は、このドラマを超えたいというプレッシャーがあったという。高橋ひとみが、劇作家・作家にオーディションで見出された思い出について語り、女優意外になりたい職業について手塚理美はカメラマン、高橋ひとみは絵の先生、やってみたい役柄にもんぺを履いた役をしてみたい事やこれまでに演じた印象的な役について語った。手塚理美は仕事より子育て優先で考えていて、これまで泊まりがけなどをせず、PTAなどの活動や子供に学んだこと、病気で倒れた時に子供たちから看病されたエピソード、女優よりも子育ては毎日楽しかったと話した。
■ふぞろいの林檎たち/著:山田太一
1980年代から1990年代にかけてTBS系で放送されたテレビドラマ。山田太一原作・脚本。主題歌はサザンオールスターズの「いとしのエリー」。「ふぞろいの林檎」は規格に当てはまらない落ちこぼれの登場人物たちを指す。
学校どこですか?恋人がいますか?生き生きしてますか?なにを求めてますか?どんな夢見てますか?大きな声が出せますか?ひとの心が見えますか?三流大学に通う3人の落ちこぼれ大学生と、その恋人たちの友情、恋愛、セックス、就職…。中井貴一派か、時任三郎派かで、全国の若者の関心を二分したテレビ人気番組―山田太一会心の爽やか青春ドラマ巨編、第1弾。
会社どこですか?空を見ることありますか?日曜日に誰と逢いますか?大人の世界を見ましたか?そこは迷路じゃないですか?熱い関係ありますか?燃え上るものありますか?大学を卒業して社会人となったリンゴたちの前に立ちふさがる大人社会の壁、満たされない愛…。現代の若者はいかに生きるべきかを真摯に問うて、大きな感動を呼んだ、注目のシリーズ、第2弾。
第一部「落ちこぼれ大学生篇」、第二部「社会人奮闘篇」と、共に絶讃を博した青春ドラマが帰ってきた。あれから五年、ある者は結婚し、ある者は子どもの親になり、そしてある者は離婚の危機にある。悩みも喜びもさらに複雑な色あいを帯び、魅力に溢れた物語が展開する。読んで面白い傑作シナリオ、全11回を完全収録。
あのリンゴたちが帰ってきた。30代半ば、決して順調とはいえない人生に彼らはいかに立ち向かうのか。まだ未完成の大人たちをリアルに描くドラマ、第4部全13回のシナリオを収録。
・・・「ふぞろいな秘密」もあるのです。