大正ロマン(4)
■お葉(1904年3月11日~1980年10月24日)
秋田県出身、本名は永井カ子ヨ:かねよ。東京美術学校のモデルとして人気があった。菊富士ホテルに逗留していた夢二のモデルとして通ううちに同棲、渋谷に所帯をもつ。大正13年(1924年)、夢二が設計した世田谷「少年山荘」に一緒に移り住んだ。翌14年にお葉は自殺を図り、半年後に別離する。お葉は、その後、医師の妻となり平穏に過ごした。秀逸な絵画作品である『黒船屋』はお葉をモデルとした。
■少年山荘/岡山県邑久(おく)郡邑久町本庄〒701-4214/TEL(0869)22-3335
夢二自らの設計により、大正13年、東京府下松沢村松原(現世田谷区松原)に建てたアトリエを、夢二生誕95年を記念し、夢二の次男不二彦氏の協力を得て、この地に復元しました。「山静かにして太古に似たり。日の長きこと少年の如し」から少年山荘と名づけられました。
夢二の友人として藤島武ニさんの名前が・・・
かの有名な「みだれ髪」の装丁は・・・
藤島武ニさんのデザインなのです。
復刻版を入手いたしました。