■藤田嗣治(2)
■藤田嗣治の油絵37点、新たに見つかる
パリを拠点に活躍した画家藤田嗣治(1886~1968)の、存在が知られていなかった油絵37点が新たに見つかった。ポーラ美術館(神奈川県箱根町)が8月30日、発表した。同館によると、作品は1956~58年に制作された。いずれも1辺が10~30センチほどの小品。子どもがパイプやたばこをくわえたり、職人に扮したりする姿が厚紙に描かれている。この作品群を藤田の遺族から買い求めた国内の収集家が今年6月、同館に寄贈を申し出て存在が明らかになった。もとは藤田のフランスのアトリエにあったとみられるという。似た絵柄としては58~59年の連作「小さな職人たち」がすでに知られている。藤田にくわしい京都国立近代美術館の尾崎正明館長は「面白い発見。その後の作品群とあわせてみると、藤田が技術的に改良を進めた様子がたどれる」と評価する。この作品群は9月6日からポーラ美術館で展示される。
・・・子どもが煙草やパイプをくわえている??? けっして好ましい絵柄ではないのだが、そこにこめられた思いとは??? 芸大に寄贈された膨大な資料の中にその答えが見つかるかもしれない。今後の研究を待ちたい。
・・・ふと、こんな写真を思い出した。林忠彦さんの戦後まもなくの子どもたちの記録である。
さて、藤田さんの喫煙について、写真はあまり見つけられなかったけれど「自画像」にはかなりテイネイに描きこまれているので、かなりの愛煙家だったと思われる。
同じような構図でモチーフで何枚も何枚も描かれている。自分こそが最良のモデルなのだ?
・・・なかよしのピカソと、
・・・マンガ界のピカソと。ちょっと遊んでみました。