うふっ(71) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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■藤田嗣治(1)


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この2枚の写真が気になって・・・


戦争そして日本画壇に翻弄され、「日本に捨てられた」と深く傷ついた画家。世界でもっとも有名な日本人画家であり、ピカソとも親しく交友があり、今もって高い評価がある。82歳で亡くなる。


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もちろん? 喫煙されていましたが、サライの表紙の写真は、ホッとします。


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■藤田嗣治の「婦人像」が見つかる/東京芸大大学美術館で公開

エコール・ド・パリの画家、藤田嗣治(1886~1968)が、東京美術学校(現・東京芸術大)の画学生時代に描いた「婦人像」(1909年)が東京芸術大に寄贈され、4日から東京・上野公園の同大大学美術館で始まる所蔵品展で初公開される。「婦人像」は縦60.3センチ、横45.7センチ。カンバスに油彩で、いすに座った着物姿の女性の後ろ姿を描いた。藤田の最初期の油彩画として、東京美術学校の卒業制作だった「自画像」(10年)が知られているが、この絵は画中の署名や日付などの記載から、「自画像」よりさらに1年古い作品になるという。藤田は同校で洋画家の黒田清輝の指導を受けており、穏やかで明るい色使いや整理された構図などから、黒田の影響がうかがえるという。藤田は卒業後、パリに渡り、乳白色の絵肌に洗練された線描の表現で知られたが、今回の作品には、まだその特徴は見られない。同館は「最初期の画風を明らかにする貴重な作品」とみている。


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■藤田嗣治の日記など寄贈/東京芸大が調査・分析へ

乳白色の裸婦などで知られ、20世紀前半のパリで活躍した画家藤田嗣治(1886~1968年)が戦前に書いた日記や写真など約6千点の資料が、母校の東京芸大に寄贈されることが2月9日までに決まった。一昨年に亡くなった妻の君代さんが保管していたもので、相続人が「分析した上で公開してほしい」と弁護士を通じて同大に依頼していた。日記は30年から68年にかけて、手帳やノートなどに書かれていた。戦時中を含む41~46年のものはなかった。このほか、パリでの日常や旅行先での様子を撮影したスナップ写真や、16ミリフィルムなども含まれるという。同大は2011年度から資料の整理と詳しい分析を始める予定。東京芸大大学美術館の古田亮准教授(日本美術史)は「これまで一部を除き、日記のほとんどは知られていなかった。画家の肉声が書かれているので、画業の背景や生涯をたどる上で貴重な資料だ」と話している。藤田は1913年に渡仏後、独自の画風を確立してエコール・ド・パリの花形となった。帰国後、太平洋戦争中に戦争画を多数描いたことで戦争責任を問われ離日、フランス国籍を取得した。


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■藤田嗣治の「乳白色」ベビーパウダー使っていた/土門拳の撮影した写真分析で判明

「素晴らしき乳白色」の画面で知られる藤田嗣治(つぐはる)(レオナール・フジタ、1886~1968年)が、日本で絵画を制作していた1940年代、「乳白色」を出すために市販のベビーパウダーを使っていたことが、写真家の土門拳(1909~90年)が撮影した写真の分析などから明らかになった。調査したのは、3月19日から「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」展を開くポーラ美術館(神奈川県箱根町)。藤田は20世紀前半、モディリアーニやユトリロらとともに「エコール・ド・パリ(パリ派)」の画家として活躍した。その代名詞となる「乳白色」の温かみや透明感を出すために、絵画の表面にタルク(滑石)を塗ったことが近年の研究で明らかになっている。人生の大半をフランスで送った藤田だが、第二次大戦前後は日本に滞在。1942(昭和17)年ごろに土門がアトリエで撮影した写真に、和光堂の販売しているベビーパウダー「シッカロール」の缶と商品名が写っていた。図録に掲載するために写真を取り寄せて、商品名に気づいたという。調査を担当した内呂博之学芸員は「身近な日用品を制作に使っていたようで、柔軟性がうかがえる」と話していた。また、同館所蔵作を光学調査したところ、ひび割れしやすいため下地に使ってはいけないとされるジンクホワイト(亜鉛華)を作品の地塗りに使っていたことも分かった。藤田はシルバーホワイト(鉛白)をよく地塗りに使ったが、日本で描かれた「ラ・フォンテーヌ頌」(昭和24年)など2点には、ジンクホワイトが使われていた。物資不足による代用品だったとみられる。展覧会は藤田作品71点を展示し、画業を紹介する。