●村上春樹「かえるくん、東京を救う」より
1996年2月17日に発生することになっていた都心の直下型地震を防ぐ話。神戸の地震のあと、東京の地下で眠っていた「みみずくん」が大地震を起こそうとしていた。それをかえるくんが登場して、主人公片桐と協力して戦うことになっていた。しかし、片桐は作戦決行直前に、銃撃される。結局、地震は起こらず、かえるくんは、戦死。片桐の頭の中には、「機関車」という言葉が浮かんでくる。
このクダリの部分がやけにひっかかるなあ、と思っていたら・・・
これはまさしく・・・
「ガロ」の巨匠・つげ義春さんの「このシーン」であり・・・
看護婦は、ねじ式に登場する「婦人科医」ではないかと・・・
村上春樹さんの処女作「風の歌を聴け」は・・・
当時の村上春樹さんと同じく1978年に29歳になった「僕」が、1970年21歳の時の8月8日から8月26日までの19日間の物語を記す、という形である。
そして今、私自身にふりかかっているシュールな出来事は、
8月のほぼ同じ時期に生じた「ねじ式」、
ではなく「カテーテル式」である。
・・・これは、偶然にしてはあまりにもできすぎな「こじつけ」である。