まもなくSAV4周年になります(1)
今からほぼ1年前・・・
◆梅雨前線による大雨
2010年7月10 日から16 日にかけて、本州付近に停滞した梅雨前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となり、西日本から東日本にかけて大雨となった。この期間の雨量は、佐賀県佐賀市北山で613.5 ミリと600 ミリを超えたほか、福岡県、佐賀県、長崎県、山口県、広島県、高知県、岐阜県、長野県で500 ミリを超えた。福岡県北九州市小倉南区頂吉や広島県呉市呉など多くの地点で7 月の月降水量平年値を上回った。24 時間雨量では、岐阜県加茂郡八百津町伽藍で15 日23 時30 分までに観測史上1位となる239.0 ミリとなったほか、広島県、島根県、福岡県でも観測史上1位を更新した地点があった。
また、1時間雨量では、徳島県海部郡美波町日和佐で13 日19 時23 分までに108.5ミリ、岐阜県多治見市多治見で15 日19 時12 分までに83.5 ミリの猛烈な雨が降り観測史上1 位を更新したほか、広島県庄原市庄原(ショウバラ)では16 日17 時43 分までに観測史上1位を更新する64.0 ミリとなるなど、西日本から東日本の広い範囲で非常に激しい雨が降った。この大雨により広島県・島根県・岐阜県において死者・行方不明者が14 名となった。また、九州北部地方、中国地方、東海地方などを中心に各地で浸水害や土砂災害が発生した。その他、停電、断水が発生し、交通機関にも影響が出た。
◆2010年7月15日 、国道371号線で土砂崩れが発生し、紀見トンネル付近で通行止めになりました。そして7月18日に片側通行で開通しました。7月31日には通行規制が解除となりましたが、その後、さらに法面工事が行われていますので、ラッシュ時を避けての片側交互通行が続いています。
そして、今年もこの時期、大雨の被害が各地で起こっています。東日本大震災以降、重なる被害に苦しんでおられる地域の方々のことを思うと、大自然に立ち向かえるのは・・・人々の「絆」しかないとあらためて痛感しています。