電池・・・
■水に乾電池を入れるだけで火がつくようになる
水の入ったコップに単3乾電池を2本、3~40分ほど入れて電気分解し、発生した水素と酸素は、マッチの火を近づけるともちろん燃焼。水を電気分解すると水素と酸素に分かれるっていうのは知っているが、乾電池をぶち込んでおくだけでもこんなふうにできるなんて。
・・・しかし、ちょっと危険な気はします。
■乾電池の再生法
(1)消耗した乾電池を冷蔵庫などの冷たい場所に数分から数時間保管します。すると使えるようになります。
(2)消耗した乾電池を一方の手の平に寝かせ、もう一方の手を合わせて前後に転がしてみましょう。それから、手で数回振ってみるのも良いでしょう。この方法は、カンタンで便利です。
(3)古くなった乾電池が2本以上あるときには、プラスとマイナスをつなげて振るだけで、ある程度再生させることができます。1本しかない場合は、金属製のものにこすりながら振るとよい。
(4)マンガン乾電池は、休ませると電力が回復する特徴があるので、CDやシェーバーなどモーターを使う電気製品から、低消費電力の時々使う製品(懐中電灯や携帯ラジオ等)に、移すとまた使えます。
(5)新しい電池を使う前に、鉛筆の芯で電池のプラスとマイナスの接点をこすります。程度としては、鉛筆の黒い粉が全体に行き渡るくらいです。それからティッシュなどで軽く拭いてあとは普通に使い、電池が少し弱くなりかけたら、また接点をこすると少しだけ寿命が延びます。電池を入れるケース側の電極も同じようにこするとさらに効果があります。鉛筆の芯は黒鉛だけではなく粘土も混ぜてあり、この粘土が電極の表面にあるサビを落とすそうです。さらに微細な黒鉛の粒が金属間に入り接触面積も大きくするとか。
・・・こういうちょっとした知恵は大切ですね。
■ブラザー工業株式会社が開発した「振動発電池」は、上下左右に振ると、振動で発電する仕組み。このエネルギーは電子機器でそのまま利用できます。電力がなくなれば、また振って発電するというように、繰り返し何度でも使えるのが、大きなメリット。電池交換の必要がないので、廃棄物の削減にもつながります。また、乾電池の代替品として幅広く利用できるよう、形状には、規格乾電池を採用。単三と単四が試作されています。ちなみに、この「振動発電池」のパワーは10~180mWなので、テレビのリモコンなど、消費電力の低い機器に向いているとか。また、懐中電灯など、災害時での活用も期待されています。「振動発電池」は、まだ実用化されていませんが、携帯できるプチ発電機として、様々なニーズがありそうです。
・・・これってスゴイかも。
この水を入れて発電させる電池は、いざという時に役立つかも?
電池の大きさがあわない時の工夫も、覚えておくといいですね。
最近の電池はパッケージにも様々な工夫がされています。
※シュリンクパック
プラスチック製のフィルムで品物を包み、圧縮包装したもの。電池は2本、4本の単位をひとかたまりとして薄いプラスチック製のフィルムでパッケージングされている。
※ブリスターパック
プラスチックフィルムで品物を包装し、台紙に固定したもの。
フィルムの切れのよさ、切れた後の見栄えのよさが、開封性の向上を目指すうえで大きな課題となった。目標は「キットカット」の切れ味。
※未使用と使用済みとが外観では判断できなかった乾電池だが、この細かいミシン目を入れることで、見わけが容易となった。
※パックの+極側見える「NEW」の表示。小分けにした後もフィルムが巻き付いたままとなる。包装材は、環境対策として「非塩ビ材」を使用。
※8本組のお買い得パック。矢印の箇所に穴が開けられており、穴面と反対方向に折ると外側のフィルムが簡単に破れる仕組みとなっている。
・・・たかが電池、されど電池。