段ボール
被災地に向けてたくさんの救援物資が・・・
たくさんの段ボール箱が所狭しと積み上げられ・・・
救援物資を取り出した後は・・・
段ボールが活用される。
■暖ボール畳
大地震などの災害時に体育館・講堂に多数の人々が共同避難生活を余儀なくされるとき、会場の喧噪が音のストレスとして、他人の好奇心の視線が、夜の照明が、さらに"生"の自分を晒さなければならないプライバシーの無い生活や不安感など、ふだんの生活に無い環境は、猛烈なストレスとなり体調を崩す原因になります。暖ボール畳は、資源・環境問題により、リサイクルできる段ボール・紙管を素材とし、安価な使い捨てのものです。避難場所の体育館や講堂等はほとんどの床が板張りなので、そのままや発砲ビニール製クッション材を下に敷いても堅さと冷えでなかなか眠られるものではありません。そこで多くの実験から、断熱性とクッション性のバランスを考えた「暖ボール畳」を作りました。
●簡易間仕切り
1.間仕切りは一家族一室使用と考えました。
2.1人に1.6畳とし、基本間仕切りのサイズは2.5人用で4m2としました。
3.避難場所の決まったスペースに多くの人を収容出来るよう、家族の人数に合せて、1人用(2m2)、2人~2.5人用(4m2)、4~5人用(8m2)、5~7人用(10m2)、6~8人用(12m2)が出来ます。
4.高さはプライバシーを守れ、閉鎖感や圧迫感の少ない90cmとしました。就寝時、休養時、授乳時等に隣人の視線を遮り、騒音を和らげます。
5.組み立ての簡便性に、重点を置きました。素人が一人で簡単に組み立て出来ます。
6.定面積が維持出来ます。仕切りが無いとスペースのせめぎ合いが大きなストレスになります。
7.避難所の入口に近い所を割り当てられた場所のすきま風が防げます。
8.昼寝や防犯灯の明るさ対策にアイマスクを、騒音対策に耳栓を用意しました。暖かさと共に適度に凹む柔らかさが優しさを、さらに隣からの進出を防ぎ定スペースを確保できます。若干の重さと大きさは遮音性と簡便性と暖かさの代償です。さらに空き箱を下にはさめば、食事や団欒などの時、テーブルとして使う事も出来ます。
●簡易隔離大型間仕切り
高さ1.8m×幅1mの7つ折ダンボールを2枚使用して、高さ1.8m幅4m奥行き4m、入口は2m幅の両開きカーテン。上下を専用アルミフレームで補強し、4つの角は直角補強フレームを使用して、丈夫な16m2の簡易隔離大型間仕切りとした。用途としては、介護・治療で周囲の視線を遮りたい場合、伝染性の疾患にかかっている人の隔離、ケガ人の簡易治療所として、また遺体検案所や遺体安置所としても求められています。
■暖ぼーる
「東洋医学」には、「身体の一部分を刺激し、全身のバランスを取る」、バランス調整法があります。針療法(刺絡療法)は自律神経を刺激する効果的な方法なのですが、痛みがあるのが困りもの。それに毎日続けることはなかなか出来ないものです。まったく痛みもなく、近赤外線を使ってやさしく指先の反応点を刺激できる装置があります。その名も「暖ぼーる」。指先は、「動脈」と「静脈」の毛細血管が折り返している所です。血管には「細い」神経が巻き付いていて、とても敏感で、とても感度が良い場所だからです。クルミを手の中でコロコロするのも同じ理屈。暖ぼ~るが採用した「赤外線」(近赤外線)は非常に弱い光ですが、光の性質で、指の中まで達します。熱はまったく感じません。空気圧で指をはさんでくれますので気持ちが良いですよ。 自律神経は免疫力と深く関係しています。そして自律神経の「交感神経」と「副交感神経」のバランスが取れていれば、免疫力が充分に発揮され病気になりにくく、かかったとしても治りやすい健康な身体を手に入れることができるのです。逆に、自律神経のバランスが悪くなると、体温調整もうまくいかなくなり、それが進むと、不眠やイライラ、頭痛、さらにはガンやリウマチ、アトピー性皮膚炎といったさまざまな病気が引き起こされてくるのです。東洋医学では昔から、全ての病気は自律神経の失調から来ていると考えられています。痛みを与えることなく爪の生え際にある井穴(せいけつ)と呼ばれる反応点に上手に刺激を与えることができないか、と開発された商品が「暖ぼ~る」です。誰でも手軽に、安全に反応点を刺激して、身体に働きかけることが出来ます。「暖ぼ~る」の上部の穴に指を入れるだけ。ランプが一斉にピカッと光ったらスイッチONです。そのまま・・・1分経つと自動的にメロディ、またはバイブレーションでお知らせしてストップします。心地よく、片方の手の指先すべてに最適な刺激を与えます。これを1日に2回~数回行うだけで、寒さ対策を手軽に行えます。