いひっ(37) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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福島県風評被害防止の為に(転載・拡散してください)



救援物資受付に当たってらした社長さんのブログに福島県の方から拡散・複製希望のメールが届いたとの事。現在、地震被害だけでなく原発の事故と偏見等により、不安の窮地にいらっしゃいます。載せるのはメールの2通目です。


東京電力福島第一・第二原子力発電所。福島県の浜通りに位置しています。東北電力ではないことに注目してください。一切地元ではこの発電所で作られた電気は利用されていません。首都圏の電気の3分の1は福島県で作られている現実をもっと報道してください。計画停電が首都圏で実施されていて、文句を言っていたり「被災地に電気を送るためだから我慢します」と言っているインタビューを良く見受けますが、何見当違いの事を言っているのですか?東京電力が計画停電を行っているのは、首都圏の消費電力より供給電力が下回りそうだから突然停電を避けるために予め時間と区域を決めて停電を行っているのです。首都圏で節電してこちらに電気が送られるなら、何故東北電力まで計画停電を行わなければならないのでしょう?自分のところの電気が足りなくなっているから自分らが我慢しているだけ、なんです。この重要な2点をマスコミは何故報道しないのですか?首都圏の人のために建設された発電所のために地元がこれだけ苦しんでいる現実を、何故広めようとしないのですか?しかし、冷静になって考えてみると、地元にも雇用や補助金で還元されてきた面はあり、その点は感謝します。でも、マスコミは「福島は危険」「放射線は身体に悪影響」しか報道されていない節があります。後付で「このレベルでは身体に害はありません」と言うだけ。パニックを抑えるなら言う順序が逆では?「放射線の数値が通常より若干高い値を示していますが、体に影響のある数値ではありません。各地の数値は~」と言うのが報道の仕事ではないのでしょうか?はじめに断っておきます。首都圏の方々を敵視しているわけでも、悪いと糾弾するつもりも毛頭ありません。でも、あまりにも酷すぎる。首都圏で「放射線が怖いからカッパを買いました」「マスクを買いました」「とろろ昆布を買いだめしました」と言っている方がTVに映っていました。放射線が怖い?何キロ離れてるの?じゃぁ私達福島県民はどうしたらいいの?あなたがたが今まで40年利用してきた電気を作っていた発電所を作ったためにこういったことが起こったって事はご存知なんですか?いつでも逃げられるようにガソリンを買いだめ?私達福島県民は逃げたくても逃げられないんです。首都圏の方々のせいとは言いませんが、ガソリンがないため逃げられないんです。もっと言えば、ガソリンや軽油がないので救急車もバスも、救援物資を運んだトラックも動かない。灯油がないから暖もとれない。仮に救援物資を運んだトラックが近くまできても「放射線が~」で引き返している現状です。それが現状です。現在観測されている放射線数値は人体に全く問題のない数値です。X線やレントゲン、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。仮にこのまま何もなかった、普通の生活に戻った、としましょう。今度は風評被害が間違いなく起こります。福島県出身ですっていうだけで「放射線は大丈夫?」って思わないでください。今度は風評被害が間違いなく起こります。福島県産の野菜はとても美味しいです。福島県産のお米もとても美味しいです。お肉も、魚も、みんなが頑張って作ったりとったりしたものです。でも、福島県産、ってだけで毛嫌いしないでください。他の自治体や国はしっかりこの点も含めて被災地の復興をバックアップしていただきたいと思います。復興には人の力がどうしても必要です。一日でも早く復興するためには皆さんの力が必要なんです。物資の援助もお願いしたいですが、このことも是非頭に入れておいてください。お願いします。


■被災地の特産品を買おう


被災地を支援するために、現地の特産品を買おうと考えている人も多いだろう。そうしたときに目を向けるべき店の一つが、ふるさとの名産品を扱うアンテナショップだ。今回の東日本大震災で被害を受けた都内の東北地方のアンテナショップは、震災後、まだまだ品揃えは十分でないものの「商品を買って支援したい」と訪れる客でにぎわっている。

福島第1原発事故の影響で、福島県産の農産物が大打撃を受けるなか、東京・葛西にある県特産物取扱店「アンテナショップふくしま市場」が売り上げを伸ばしている。ホウレンソウなどの出荷制限品目は取り扱っていないが、店長の桜田武さん(41)は「震災前の130%ぐらいの売り上げ。がんばれ、という声を頂き、ありがたい限りです」と感激。消費者は「福島産」を見捨てていなかった。イトーヨーカドー葛西店の一角にある24坪の売り場が活気づいている。30代の男性は段ボール一箱分の福島産ジャガイモを買って帰った。「学校の給食で使うんです。もちろん安全な野菜ですから」。神奈川県相模原市、千葉県勝浦市などからはるばる「福島ブランド」を求めて買いに来た主婦もいた。2006年8月にオープンして以来、平日は250~300人、土日祝日は500~700人がレジを通る。それが震災以降は3割増し。原発事故以降、恐れていた風評被害は杞憂(きゆう)だった。福島市出身の桜田店長は「来客数だけでなく、売上単価も上がっています。お客様にはこんな時期だからこそ『買ってあげたい』という気持ちもあるのかもしれません。『お店を閉めないで』と激励の声を頂いてます」と話した。米、地酒、調味料、菓子などと並んで売られている野菜はシイタケ、ジャガイモ、ニラ、大根など。出荷制限品目と原発から30キロ圏内の産地のものは扱っていない。通常は1000点以上ある商品が、震災以降は半減した。最も不足しているのはいわき市から相馬市にかけての、浜通りと呼ばれる地域からの鮮魚類。津波被害に加えて、まだクール宅配便も復旧していないのだ。震災の影響で、3月に都内の百貨店で予定されていた福島物産展は、中止となった。大手スーパーでも福島産の野菜は、ほぼ姿を消しているのが現状だ。ふくしま市場へ買い物に来た50代の女性は「福島産も売れると分かれば、スーパーの対応も変わるんじゃないかと思います」と話した。買う側以上に、売る側が過敏になっているのかもしれない。