いひっ(7) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

段ボールの可能性


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん1



■上海市の建築科学生らがダンボール製仮設住宅を発表

2008年5月31日、上海市の同済大学付属建築・都市計画学院が主催するイベントで、600人の在学生がダンボールで制作した「震災時用仮設住宅」が発表された。四川大地震を受けて設計された仮設住宅は全部で46棟。この制作課題を通じて、社会性や職業的責任感に根ざしたデザインを学生に学んでもらう主旨だという。また、製作者の学生たちはそれぞれ自作の仮設住宅で一晩を過ごし、その実用性を確認していた。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん2

■特殊加工段ボールで出来た組み立て式の仮設テント「オクタゴン」

テントと言っても特殊加工の段ボールで出来ていて、防水加工済み・約6ヶ月の耐久性をほこるというすぐれもの。災害の初期利用にはいい。災害時はもちろん、キャンプなどのアウトドア用など様々な用途で使用可能。段ボールだけど、防水加工で雨でも平気。さすがに火には弱い。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん3

■カードボード・シティ/デトロイトの工業デザイナーAdam Valmassoi

非常に軽量で耐久性のある段ボールを使用した住宅で、多少の水や天候は耐えられるようになっている。釘などは一切つかわず、高品質な接着剤を用いて組み立てられており、コストと耐久性しだいでは、緊急時や災害時などのプレハブ住宅の代わりになる可能性がある。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん4

■第一建設(富山県黒部市)仮設住宅『QUICK SPACE 72h (クイックスペース72h)』

災害発生直後から最も重要な時間である初動72時間に迅速に対応する即時性と、用途に応じて可変する増殖システムを持ち、仮設でありながら高品質なシェルター機能とプライベート空間を創造する新しいポータブルアークテクチュアの提案。プラスチックボード(ポリプロピレン製)の部品9点を、折り紙のように折り曲げたりネジで止めるなどして組み立てる仕組み。プラスチックボードは段ボールのように、内部に空気を含んだ構造をしている。これによって軽量で遮音性、断熱性に優れるうえ、折り曲げにも強いなどの効果がある。また、屋根や壁面を「くの字」に折り曲げることで強度を高めており、「上部からは180キロの荷重に耐えることを確認している」(開発担当の吉越明雄氏)という。大人や子供が2~3人いれば30分程度で組み立てることができる。工具なども不要なうえ、女性や子供の力でも作業ができるのが特徴。室内の広さは、2.85平方メートル(1.5畳相当)で天井高は178~205センチ。ユニットをつなげて壁を取り払うことで、空間を広げることも可能。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん5

■簡易住宅The Pod/Icosa Village, Inc.プロデュース

1辺8フィート(約2.43m)の正三角形ボードとドア(ハートの模様) 照明を組み合わせて作るそうで、数人で組み立てれば1日で完成する。素材には再利用可能なポリプロピレンが採用され、エコロジーにもしっかり配慮している。防水性・耐熱性なので、過酷な条件下でも大丈夫。The PodにはIco Pod、Deca Pod、Shade Pod、Green Podの4種類ある。Ico Podの室内面積は10㎡(約6畳)であるのに対し、大型のDeca Podはなんと44㎡(約27畳)!価格はIco Podが$2,150(約25万円)で、Deca Podが$5,195(約80万円)。The Podは今後移動式住居のグローバルスタンダードになっていくかもしれない。


すくらんぶるアートヴィレッジ(略称:SAV)-だん6

■POD

1 (エンドウ・大豆などの)さや

2 さや状のもの;(蚕の)まゆ;(イナゴの)卵袋;うなぎ網

3 航空ポッド:エンジン・武器などの格納庫

4 (俗)腹;太鼓腹