ぱくっ(37) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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茶室考(14)


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-かつら1

■桂離宮

京都市西京区桂にある、約7ヘクタールの離宮(離宮とは皇居とは別に設けた宮殿の意)。江戸時代初期の造営当初の庭園と建築物を遺しており、当時の(王朝)文化の粋を今に伝えている。回遊式の庭園は日本庭園の傑作とされる。また、建築物のうち書院は書院造を基調に数寄屋風を採り入れている。庭園には茶屋が配されている。もとは桂宮家(八条宮家)の別荘であったが、現在は宮内庁京都事務所により管理されている。参観には宮内庁京都事務所に事前申込みが必要。昭和初めにドイツから亡命したブルーノ・タウトが「泣きたくなるほど美しい」と絶賛し、装飾を排した簡素な建築美はモダニズム建築の造形美にも通じるとして評価された。回遊式庭園には、桂川の水を引いた池を中心に、茶屋、築山、州浜、橋、石灯篭などを配している。茶屋は松琴亭(しょうきんてい)、賞花亭(しょうかてい)、笑意軒(しょういけん)、月波楼(げっぱろう)の4棟があり、他に持仏堂の園林堂(おんりんどう)がある。


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■松琴亭(しょうきんてい)
最も格の高いかやぶき入母作りの茶室。にじり口の内側は三畳台目(茶室用の畳)の本格的な茶室で、遠州好みの八つ窓の囲いになっている。松琴亭の外観は、東、北、西の三方からそれぞれ異なる風情が楽しめる。


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■賞花亭(しょうかてい)
小高い丘の上に立った峠茶屋風の茶室。園内で最も高い場所にあり、かやぶき屋根に皮付きの柱を用いている。南側の竹の連子窓を通してみる景色は、深山幽邃の趣を備えている。


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■笑意軒(しょういけん)
田舎風でかやぶきのひさしをつけた間口の長い建物である。6つの丸い下地窓は、下地の組み合わせを違えてあり格子の材質にも木や竹を使って微妙に変化をつけてある。天井は一つのつながりを持っており、室内を広く見せる工夫がこらしてある。


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■月波桜(げっぱろう)
古書院に近い池の高みに立つ茶亭で、広い土間が開放的な建物である。月を眺めるのに良い位置にあり、月波桜という風流な名前の建物となっている。


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この縁側?の竹使いは・・・最高。


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もちろん天井も・・・竹ってスゴイ。