ぽかっ(79) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

イサム(4)


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど1

SLIDE MANTRA】1986年

高さ2.8メートル

重量60トン

白大理石


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど2

Bayfront Park

1986年ベネツィア・ビエンナーレにおいて発表され、現在イサム・ノグチの設計したフロリダ州マイアミ市のベイ・フロント・パークに設置されている。

ベイフロント・パークは1995年に造られた公園。サンフランシスコ湾に面したこの場所は1957年から1984年まで27年間ゴミの埋立地としてこの公園を管理するメンローパーク市及び周辺地域からのゴミを受け入れてきました。もともとこの場所はサンフランシスコ湾に面した潮溜まりなど、多くの野生動物及び植物が存在してきた自然豊かな場所でした。人間のエゴによってこの場所にゴミの埋立地が作られ、それによって環境が汚染されたけれど、それでもまだ辺りに60種以上の鳥たちが暮らすことができ、その他の動植物も暮らしていける環境が残されています。このベイフロント・パークには少し不自然な形をした人口の丘があります。その上に立ってサンフランシスコ湾を眺めた時、そこからはまだまだ美しい自然が多く見受けられます。


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど3

BLACK SLIDE MANTRA】1992年

高さ3.6メートル

重量80トン

黒御影石


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど4

■大通公園/札幌市中央区大通西8・9丁目

火防線として明治4年に設けられたのが始まりで、後の札幌の街づくりの機軸となり、公園の東端にあるテレビ塔を中心に市の東西南北が分かれています。西1丁目から12丁目まで東西約1.5キロメートルに長く伸びた大通公園には、花壇や噴水、世界的な彫刻家、故イサム・ノグチのブラック・スライド・マントラ、遊水路などのほかに、彫像や記念碑などのさまざまな施設があります。


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど5

SLIDE MANTRA」シリーズのひとつであり、特異な建築物として知られるインドの遺跡ジャンタル・マンタルの天体観測所に影響を受けて名前が付けられました。この彫刻は、大通公園に強い関心を持ったイサム・ノグチが、既存の子供たちの遊び場をより楽しいものにすることと、大通公園の一つの象徴としての遊び場を創ることを考え、その材質(雪と対照的な黒御影石)とスケール(高さ3.6m、重量80t)をこの空間に合わせて自らが決定し、設置することにしました。彼の死後、1992年に大通公園に設置されました。また「モエレ沼公園」と札幌市の中心部を結びつける重要な役割も果たしています。未来を担う子供たちがこの彫刻である滑り台にじかに触れ、上がったり、滑ったりすることによって彫刻を理解するとともに、人間を、大地を、宇宙を大いに讃歌することを願って制作されたものです。「この作品は子どもたちのお尻で仕上げられる」とイサムは語っていた。その言葉どおり黒御影石は、磨かれ、触れられ、子供たちは「お尻」で彫刻を楽しんでいます。


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-すらいど6

そして、イサム・ノグチがインスピレーションを得た「ジャンタル・マンタル (Jantar Mantar)」が
・・・

2010年第34回世界遺産委員会においてUNESCO世界遺産に登録されました。