ぽかっ(63) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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箕面へ(3)


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-ろんご1


「こども論語塾」を開講しているので、見に行きませんか?とお誘いを受けたわけです。


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日本創造教育研究所では、「バランスの良い人材育成」を研修コンセプトにしています。バランスの良い人材とは、「能力」と「人格」の両方を備えている人材です。この2つは、どちらが欠けていても、うまくいきません。日本創造教育研究所では、「能力」を伸ばすための研修として『職能研修』を、「人格」を伸ばす研修として『可能思考研修』を開催しています。


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大人や企業人の研修だけでなく、子どもの頃から「論語」を通して・・・


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茶室もあったりして・・・一服いただきました。


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大人の方の研修所として・・・


箕面加古川山荘・明徳庵(以下、明徳庵)は、明治の森・箕面国定公園の中にあり、とても静かな環境の中にある研修会場です。箕面山は、役の行者が開山された1400年近い歴史がある場所です。有名な「箕面の瀧」があり、日常を離れて考えを整理するには最適の環境にあります。また、多くの偉人が修行に訪れた由緒正しき場所でもあります。


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二宮金次郎の銅像がありました。これまで手にしている本が何であるのかなんて考えたこともなかったのですが・・・

全国に二宮金次郎像はありますが、同じ姿をした金次郎は一人もいません。顔も違えば背負うものも薪と柴があり、また、オノや印篭を持っているもの、笠とワラジを持っているもの、本の表紙は大学と論語を書かれたものなどがあり、像の作者の解釈により、さまざまな姿の金次郎が存在しています。


さて、ここの二宮金次郎像の本には・・・


一家仁、一國興仁。一家讓、一國興讓。一人貪戻、一國作亂。其機如此。此謂一言僨事、一人定國


と刻まれていました。「大学」です。


『大学』は元来は五経のひとつである『礼記』の一篇であり、原文は1753字にすぎないものです。しかしこの書は、儒教の政治思想の根幹をきわめて要領よくまとめたものです。著者は斉・魯の諸儒で、孔子の門人72人よりも後の人であると考えられます。朱熹が二程子の『大学』を経伝を分け章句を定めて『中庸』『論語』『孟子』と合わせて四書としたことでその名が有名になりました。


一家仁にして、一國仁を興す。一家讓にして、一國讓を興す。一人貪戻にして、一國亂を作す。其の機此の如し。此を一言事を僨り、一人國を定むと謂う。


いわゆる国を治めるには必ずまずその家を斉うとは、我が家さえ教えることができないのに、その国民を教えることができるわけがないことをいいます。ゆえに君子は家を出なくても、国民はみなその徳に感化するのです。親に孝なる心をもって君に事うればすなわち忠、兄に弟なる心をもって長者に事えればすなわち順、子弟を慈しむ心をもって衆人を使えばすなわち恵です。孝・弟・慈の三つは君子が身を修めて家を教えるゆえんであるが、国民が君に事え長に事え衆を使う道もまたこれに外なりません。

ということです。