「折りガニ」(4)
カニのハサミは、ねじって外側に出します。根元の方から丁寧にゆっくりねじるだけで、このようにハサミが自然に開いてくれます。紙をやぶかないように注意してください。ねじる方向は、左右で逆にします。時計回りにねじる側と、時計逆回りにねじる側にすれば、画像のようにバランスよく開きます。
上に突き出している三角形部分を折り曲げます。鶴の羽にあたる部分に画像のように切り込みを入れます。
しっかり折り曲げて、根元のポケット部分に差し込みますと、ほら・・・眼が飛び出します。
最後に残った鶴の羽部分をぐるりと下をまわして・・・「ふんどし」です。半分に切り込みを入れてください。
背中部分にある小さなポケットにうまく折り曲げて差し込んでください。「つまようじ」のような細い棒を使うといいでしょう。どうしても抜けてしまうようであれば、もちろん・・・接着剤を使います。
お疲れ様でした、完成です。しっかりと立つように、脚の角度や開き具合を調節してください。慣れれば、約20分で折りあげることができます。大小いろいろ作って、色をつけたり、さらに砂や石と構成すれば本物そっくりです。
様々な創作折紙もありますが、伝承折紙の究極としての「折りガニ」を多くの人に・・・教えてあげてくださいね。