さぶっ(7) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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「トンカチ」について


いろいろしらべましたが、大半はその「音感」に由来しているというものでした。トントンカチカチ・・・


しかし、信憑性に欠けるとはいうものの、おもしろい解説もありましたので紹介しておきましょう。


■イタリア語のトンカチーノが語源。明治時代に鹿鳴館建設のアドバイザーとして来たイタリア人から広まった。


“トンカツ”の例を鑑みて、“トンカチ”も何かの略語であると考えることが出来ます。“頓服かちわり”、甲子園で“かちわり”を食べ過ぎて腹痛を起こした人が、薬を頓服しようとして水がないことに気がつく。困っていたんですが、ふと“木の柄に鉄のかたまりをつけた器具”を持っていたことを思い出す。その器具を用いて“かちわり”を細かく砕いたところ、氷が素早く溶けて水になって、その人は事無きを得たわけです。以後、この“木の柄に鉄のかたまりをつけた器具”のことを“頓服かちわり”、略して“とんかち”と呼ぶようになったということです。


英語では“ハンマー”と言いますが、外国というのはアメリカやイギリスだけではありません。日本とポルトガルのつきあいは古く、“テンプラ” がそうなんだから、“トンカチ”がもともとポルトガル語だったとしてもなんら不思議ではない。


いちばん有力なのが、トンカチで釘を打つときの音。“トンカチ” の“トン”を担っているであろうことはほぼ間違いありませんが、問題は“カチの”のほうです。トンカチは釘を打つ以外にはどういう場面で用いられるかというと、頭を殴る。トンカチで頭を殴られるとどうなるかというと、目から火花が出て“チカチカ”と。軽く殴られただけなら“チカチカ”程度ですみますが、思いきり殴られると“チカチカチカチカチカチカ”となって、これだけ“チ”と“カ”が続くとどっちが先だったのかわからなくなって、さっきのは“チカチカ”じゃなくて “カチカチ”と誤解しちゃうことも十分に考えられます。ということで“トントンしたり、カチカチさせたりするのに用いる器具”略して“トンカチ ”と呼ばれるようになったのです。


◆すくらんぶるアートヴィレッジ◆(略称:SAV)    若い芸術家たちの作業場・みんなの芸術村-とんかち

鎚(つち)とは物を打ち付けたり、潰したりする道具。手で持つ柄の部分とそれよりは重い頭部からなる。使い方は柄を持って振りその慣性で頭部を対象物にたたきつけて力を加える。槌は、英語からのハンマーという言葉もよく使用される。

また大工やイベント設営に携わる人間など、仕事の道具として金槌や木槌などがある。地域により呼び名が違うが、槌を使っている者の間では殴りと呼べば通用する。ただし、正確には玄翁、ハンマー、なぐりは、それぞれ指す物が異なる。

■金槌(かなづち)

玄翁(玄能、げんのう)

片手ハンマー(ボールピーンハンマー、Ball peen hammer)

大ハンマー (Sledgehammer)

テストハンマー

板金ハンマー

クローハンマー (Claw hammer)

スライディングハンマー (Sliding hammer)

びしゃん(ブッシュハンマー、Bush hammer)

■木槌(きづち)

プラスチックハンマー

ショックレスハンマー


その他、いろいろな作業にふさわしい「鎚」があります。


トン(ton, tonne, 記号:t)は、質量単位 である。そのほか、質量以外の各種の物理量に対して使われるトンもある。「 」や「噸」、「瓲」と書くこともある。トンという名称は、古英語tunne、さらには古フランス語 のtonneが語源で、それは「 」という意味である。当初は252ワインガロン 入りの樽に入る の重さ(約2100ポンド )を1トンとしていた。トンは力の単位として使用されることがある。これは、キログラムを重量キログラム の意味で用いることがあるのと同じである。キログラムを力の単位として使用することがSIで許容されていないのと同様(重量キログラム自体が許容されていない)、トンを力の単位として使用することもまた許容されていない。


私のインスピレーションですが・・・この質量や力の単位である「トン」が関係しているような気がしています。蛇足ですが・・・


■うすらトンカチ

「ウスラ」は「薄ら」で程度や色合いなどが、あいまいなことを表します。たまに使われる「薄ら寒い」とか「薄ら笑い」などと使われます。「ウスラトンカチ」で「駄目なかなづち」のことになります。これでどれだけ釘を打っても効果がありません。人に対してそのような物足りなさ、駄目さを感じた時に使う罵倒語なのです。


茨城弁・足利弁では
うすらとんかち=頭の弱い人・すこし頭の回転が鈍い人のことです。
語源ははっきりしたことはわかりませんが、
うすらとんかち  薄い+とんかち  から
薄い  =頭の弱い=機能している脳が少ない
とんかち=頭の回転が鈍い=脳が硬い 
で「脳が少なく、硬い」で「頭が弱く・回転が鈍い」という意味になります。



以上、「トンカチ」講座でした。