「まよ子」で一番悩んだのは、“安子”の「写真」と“まよ子”の「染色」をどうコラボするかでした。単に、安子の写真をプリントしたのではコラボになりませんから、染色にむいた写真が必要になります。そこで「影」すなわちシルエットを使用することにしました。
写真を集めてみると、夕焼けが多いことに気が付きました。
強引ではありますが、「渋染」の色で可能ではないかと考えました。
シルエットの形としては、「まよ子」に多く登場するエジプト関連からラクダ、さらに「のれん」仕立てをすることから、「風」を感じさせる乗物ということで「自転車」を選びました。
さらに、「のれん」中央のスリット部分に工夫をこらせないかと・・・
「ジッパー」を組み合わせてみることにしました。
さらにさらに・・・このスリットを考えているうちに「フォンタナ」の絵を思いつきまして・・・
この「切れ目」にも「ジッパー」をつけてみることにしました。
「まよ子」に盛り込むことはできませんでしたが、いろいろなアイデアがわいてきて・・・とても楽しかったです。このような無駄とも思える取り組みから生まれてくる新たなイメージやアイデアを、具体的な制作へと結びつけていきたいと思います。








