さてさて、「まよ子」を終えて外伝として、盛り込めなかった内容を中心に引きずっているのですが、あることに気付きました。その内容を整理すると「風」「顔」「影」になりました。この3つとも「KA」なのです。「3」にこだわりを持つ私としては、この偶然にさらなる意欲が燃えてくるのです。
「まよ子」全体を通してキーワードとなった“ルビンの壺”について、追加しておきたいと思います。
まず、この“ルビンの壷”は、ただ顔の影が壁に映るだけではなく、壷の口の部分の削りが微妙に波うたせてあるので、壷を回転させると影に映った口がアニメのように動いて見える優れものなのです。
こちらの“ルビンの壷”は、注文者の顔に応じて削って仕上げてくれます。記念品として注目の一品です。
“ルビンの壷”のような図形を一般には「錯視」と呼ばれますが、その作家としてエッシャーを忘れるわけにいきません。残念ながら「まよ子」に登場させることができませんでしたので・・・「外伝」で紹介しておきます。