池田満寿夫さんからの版画つながりで・・・やっと浮世絵の登場です。
浮世絵のもっとも浮世絵らしさは、当然にして歌麿です。
黒田清輝さんの作品と並置してみました。
この作品には、ドガとボナールを並べてみました。
そして<もっとも歌麿らしい作品には・・・クールベです。
「世界の起源」(仏:L’Origine du monde、英:The Origin of the World) は、ギュスターヴ・クールベ作の油彩画である。1866年作。およそ46×55cm(18.1×21.7インチ)。ベッドの上で足を開いた裸の女性の生殖器と腹部をクローズアップで描写している。局部から胸にかけてのみの構図は、この作品のエロティシズムを強調している。この絵が描かれた当時、クールベのお気に入りのモデルは、en:Joanna Hiffernan、通称Joと呼ばれる女性だった。当時、彼女の恋人はアメリカ人の画家でクールベの信奉者のジェームズ・マクニール・ホイッスラーであった。
クールベはまた1866年にLa belle Irlandaise (「Joの肖像」)という、Joanna Hiffernanをモデルにした絵を描いた。クールベは画業において4枚のHiffernanの肖像を書いている。おそらく彼女が「世界の起源」のモデルであろう。となれば、少し後にクールベとホイッスラーが喧嘩別れした事の説明がつく。その後ホイッスラーは、彼女と別れアメリカへ帰った。もっとも、Hiffernanが赤毛で「世界の起源」の陰毛は黒々しているところが疑問点ではあるが、彼女がモデルであるという説が有力である。
「世界の起源」は、道徳の価値が疑われはじめた時代に描かれた。その写実性と赤裸々なエロチシズムのために、この作品はいまなお衝撃的である。19世紀を通じて、裸体表現は革命を続けてきており、その主要な活動家がクールベとマネであった。アカデミック絵画では、つるつるとして理想化されたヌードが求められていたが、クールベはそれを拒否することで、フランス第二帝政の偽善的な風潮を批判したのである。当時は、エロティシズムや猥褻の表現は、神話的もしくは夢幻的な絵画のみが許容されていた。クールベは後に、「絵画において嘘をついたことはない」と言った。彼の写実主義によって、表現の限界が押し開かれた。「世界の起源」でクールベは、マネの「草上の昼食」「オランピア」より以上のエロティシズムを表した。
絵はがきのセールス順で言えば、「世界の起源」はオルセー美術館で、ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」に続いて2番目に人気のある作品である。
報告が遅くなりましたが、「群」展が終了しました。私の作品などめったに人気があろうはずもないのですが、今回はめずらしく・・・欲しいという方がおられましたのでプレゼントしました。せっかくの搬出なのにそのまま帰るわけにもいかず、おいしい日本酒をたらふく飲んで気分よく帰りました。
SAV陶芸、本焼き窯出し。会員さんのかわいい置物たちも無事に、こんがり小麦色です。
メンバーの作品も順調です。