孫に連れられて・・・(1)
5月5日「こどもの日」、孫を連れて「交通科学博物館」へ・・・でも楽しんでいたのは、いつまでも「こども心」を失わない私の方だったに違いない。
今となっては引退してしまった0系新幹線、当時「新幹線ブルー」として親しんだ青色。
青20号は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。それまで標準的に使用されていた青15号よりも明るい青色で、国鉄部内での慣用色名称は「ブライトブルー」である。マンセル値は「4.5PB 2.5/7.8」。1964年の新幹線0系電車の窓周りの帯の色として初めて採用。JR化後も、東海道新幹線の帯色として現在に至るまで使用されている。それゆえ「新幹線ブルー」の異名もある。
上が青15号で、下が青20号です。
そうそう「藍」のいろいろも調べたので紹介しておきましょう。
■藍白=別名「白殺し」と呼ばれ白に近いごく薄い青で、かすかに青みのある色。色味はほとんど白に近く、江戸時代に中国から伝わったと言われている。
■水縹=深く澄んだ青緑色にたたえられた水を碧水という。一般で言えば『水色』であるが万葉集の頃には『水縹』と言われていた。
■瓶覗き=瓶覗きの「瓶」は藍の液を貯える藍瓶のことで、「覗き」とは、被染物を藍瓶の薄くなった液に一寸浸す意味で「覗き色」とも呼ばれる。
■水浅葱=水浅葱と瓶覗きは同じ色だと記されていることもあるが、瓶覗きよりも緑味があり、濃い色味。水の色のような浅葱色。
■浅葱=江戸、元禄時代に流行した色で、若い葱に因んだ色であるが、その染色は実物の葱よりも青みがちの深い緑青色。若い女性や伊達男に人気の色であった。
■薄縹=縹色は古代の藍染めの標準色で、深縹や浅縹など様々な縹色があり、これもそのひとつ。
■薄藍=藍色の薄い色で、古来より様々な色名が残されているが色名として理解されやすいからか近年の文学ではしばしば用いられている。
■花浅葱=花色がかかった浅葱色で、鮮やかな青色をいう。もとは露草の青い汁を用いて染めていた色を言うのだが、後に藍染の青を呼ぶようになった。
■浅縹=「縹」が色制にあらわれるのは持統天皇四年(690)の制の深縹、浅縹からであるが、後に”深、中、次、浅”の4段階に分けられた。
■納戸=名の由来としては「納戸の幕がこの色をしていた」「納戸を管理する役人がこの色の制服だった」「染めた藍染めの布を納戸にしまっていたから藍の色を納戸という」など様々な説がある。
■縹=日本の代表的な色を表す伝統色名が「縹色・花田色」である。この色は藍の染料だけで染められる純粋な藍染の青とされている。
■鉄=焼いた鉄肌のような緑味の暗い青色をいう。染色は江戸後期頃からと思われるが、その染法は当時の染物書には見当たらず、明治前期の書物に初めて見られるようになる。
■熨斗目=「熨斗目」は本来は経生糸、緯を半練糸で縞や格子などに織り出した先染の織物の名で、これを仕立てた小袖の名称となった。熨斗目はその織物の地色に用いた花の色を言う。
■藍=「藍色」とは藍の単一染の色ではなく、藍染の青に黄を加えた緑味の青のことで、原始染色の藍摺の色が緑味を含んでいたことからそれを指す色名であった。
■藍錆=暗い赤味を帯びた青で、江戸時代中期、洒落本などにしばしば登場し藍色の変わり色として愛用されていた。
■紺藍=藍の染料で染められる純粋な青の中でも濃い色目に当たる。縹よりも赤味があり、濃い色とされる。
■藍鉄=藍色がかかった鉄色で、ごく暗い紫味の青。藍色は日本人にとって最も身近な色であったので藍色の変色も数多くある、これもその一つで最も暗い色味の部類に入る。
■搗=紺より更に暗い色で江戸時代には「かちん色」と呼ばれていた。「かち」とは藍を濃く染み込ませるために被染物を「搗(か)つ」、即ち、搗(つ)くことからついた色名である。
■紫紺=特別華美でもないこの紺色は昔から大衆に好まれ、この深い紺色は紺屋という職業が出来るほど親しまれて来た。その紺の中でも紫味の強いのが紫紺色である。
■留紺=紺色よりも濃い「留紺」は紺色の中でも一番濃い色を指す。
搗返し=全体を深い藍で染めた色。かつては別の色に染めた上から、更に藍を染め重ねた色を言った。
■濃紺=留紺よりも若干青味があり紺でも変色の部類といえよう。藍の色名の中でも最も暗く濃い色となる。
時代によって様々な表記・表現がされてきましたので、これはあくまで参考です。