またまた、どきっ。
新しく村民になってくれた油絵メンバーが、制作に来てくれたのに・・・ハチに刺されてしまったようです。
これは実際の画像ではありませんが、陶芸小屋に設置したバルコニーのちょうど屋根のこのあたりに巣がありました。気はついていたのですが、駆除しなかったために被害者が出てしまったのです。
そこで、知識としてハチに刺された時にどうすればいいのかを調べてみました。
■蜂に刺されないために■
・蜂の巣に近づかない
・家屋内に営巣させないよう穴をふさぐ肌に密着する衣服を用い,服のしたに蜂が入らないようにする.
・白っぽい服を着る(花模様の服や黒い服をさける)
・芳香のある化粧品は避ける
・戸外で甘味物の飲食をしない
・自動車の窓を開け放しにしない
・蜂のいるところで立ち止まらない.
・洗濯物を取り入れるときは蜂をまぎれ込ませないよう注意する
・不用意に藪の中に入らない見張りの蜂をみかけたら,その巣が近いので注意する
■ハチ毒の成分は活性アミン・ポリメプタイド・酵素の3つ■
1)活性アミン
スズメバチ :ヒスタミン、セロトニン、アセチルコリン
アシナガバチ:ヒスタミン、セロトニン、ドバミン、ノルエピネフリン
ミツバチ :ヒスタミン、ドバミン、ノルエピネフリン
*これらは、局所の疼痛、腫脹の原因
2)ポリメプタイド
スズメバチ :スズメバチキニン
アシナガバチ:アシナガバチキニン
ミツバチ :メチレン、アバミン、MCD、ミニマイン
*メチレン、アバミンは、細胞膜に直接作用し、細胞内顆粒を放出
キニンは、一部、ブラジキニンと同じ配列をもつ
3)酵素
スズメバチ :ホスホリパーゼA,ホスホリパーゼB
アシナガバチ:ホスホリパーゼA,ホスホリパーゼB,ヒアルロニダーゼ
ミツバチ :ホスホリパーゼA,ホスホリパーゼB,ヒアルロニダーゼ
*これらは、溶血作用、局所破壊作用をもつ
■針除去時の注意点■
1.できるだけ。触らずに爪で弾き飛ばしましょう。
2.それでも、抜けない場合は、爪やピンセットで毒嚢をつぶさないように丁寧に抜きましょう。慌てると、針先が残ることも在ります。
3.場合によっては局所麻酔下で、周囲の皮膚を含めて切除します。
4.二次感染から膿瘍を形成した場合には、切開排膿し抗生剤を投与します。
■最も危険「アナフィラキシー症状」■
刺されてすぐに(腹痛・下痢・寒気・嘔吐・頭痛・めまい・喘鳴(ゼ-ゼ-)し、全身がむくんできます。さらに重症化しますと、息苦しく、物が飲み込めなくなり、声がしわがれ、歩けなくなりショック状態となり、意識がはっきりしなくなる)症状の場合は直ぐに救急車(119番)に連絡し一刻を争って救急病院へ搬送して下さい。
■ミツ蜂の場合応急処置■
ミツバチに刺されたらすぐに巣から離れ針が逆針になっている為皮膚に毒嚢と一緒に残ります毒嚢を潰さない様に数秒~数十秒以内に抜いて下さい。時間が長い分だけ腫れもひどくなります。次に患部を絞りながら毒を水で洗い流してください。腫れは直ぐには、腫れず徐々にひどく腫れますので2日目がピーク【個人差があります軽症~重症】(アレルギーのある人,体調不良時,肉体疲労時,年齢が増すほど,重症化しやすい)近くの医療機関で治療を受けることをお勧めします。治療を受けるとひどく腫れずに済みます。蜂アレルギーのある人、症状が重い人、顔面,頭部,延髄や首周辺を刺された人は迷わず医師の診察,治療を受けて下さい。
■アシナガ蜂、スズメ蜂の場合■
アシナガ蜂、特にスズメ蜂は、毒性が非常に強く毒針は抜けずに何度でも刺しますので刺されたら蜂を払い除けて巣から離れて上記の様に、患部を絞りながら毒を水で洗い流し早急に近くの医療機関で治療を受けて下さい。
■生活の知恵「虫に刺された時」■
・朝顔の葉を5~6枚もんで汁をつける
・ほうせん花の白花の焼酎の汁をつける
・アロエの葉の中のねばい汁をつける
■生活の知恵「蜂に刺された時」■
・梅干しをはると痛みも腫れもひく
・酢を手早く、しみこむ様に何回もつける
・黒砂糖をつければ痛みがとれる
・大豆の葉を良くもんで汁をつける
・里芋をなすりつけると痛みがとれる
・小便を綿か紙にしみさせ塗る
■生活の知恵「虫刺されぐすり」■
これがよく効くんです、蚊や蜂に刺されたときはもちろん、特に刺されてすぐだと後にも残りません。
[用意するもの]びわの葉たくさん、ホワイトリカー、おおきめのビン(梅酒つくるときくらいの)
[作り方]ビンにいっぱいびわの葉をいれます。ホワイトリカーをいれます。びわの葉も液も日にちがたつと色が茶色にかわってきます。色が茶色っぽくかわったらできあがり、 こびんに分けてお使いください。
■お年寄りからの伝言■
蜂は基本的に人を襲わない(秋のスズメバチを除いて)ので、蜂が近づいたとしても手で払わないようにすること。
■奇方(民間療法)■
山椒の葉、蜂やサソリに刺された時には山椒の葉をもんで、その汁をすりつけるとすぐに痛みが止まり、腫れが消える。
■フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より■
一度刺されただけでも、何か太いものが突き刺さったような強烈な激痛を伴う。刺されたら、さらに集団で襲われることがあるので、スズメバチの攻撃行動をより刺激する危険のある大きな身振りを控えつつ、まずは速やかにその場から離れる。
応急処置としては、傷口を流水ですすぎ、傷口をつまんだり吸引器を用いる方法で毒液を体内から外に出す。この際、口で毒液を吸い出してはならない(口に傷があった場合、そこから毒が染み込む可能性があるため)。スズメバチに限った話ではなくウミヘビなどにも言えることだが、毒を不活化させるためタンニンを含むもので傷口を洗うことは非常に効果的。あればタンニン軟膏を塗るのが最良ではあるが、タンニンを多く含むものでなおかつ身近にあることが多いものとしてはお茶が挙げられ、その中でも番茶は特にタンニンの量が多く推薦される。抗ヒスタミン剤とステロイド系抗炎症薬を含む軟膏があれば、それを塗るのもよい。冷やしながらできるだけ早く病院に行く。過去に刺されたことがある場合は、たとえ前回大事に至らなくても免疫系の記憶システムによりアナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなり、場合によっては死に至ることもあるので非常に危険である。
また、医師から処方を受けるなどの方法で事前にアドレナリンを主剤とした自己注射薬(エピペンなど)を入手している場合は、これを用いることによって一時的にアナフィラキシーショックの症状を緩和することができる。ただし、これも補助的な役割を果たすだけに過ぎない。なお、俗に言われる「アンモニアが効く」というのは迷信であり、尿などつけない方がよい。これは同じハチ目であるハチやアリの毒液成分の分析がまだ十分でなかった時代に、例外的に刺針を有しないヤマアリ亜科のアリがギ酸を大量に含む毒液を水鉄砲のように飛ばして敵を攻撃することが知られていたことから、他のハチ目の毒の主成分もギ酸であろうと考えた拡大解釈による。ヤマアリ亜科以外のハチ目の毒にはギ酸は含まれておらず、アンモニアによる中和効果は期待できない。特に、アンモニアを含むからとして尿を用いる民間療法もあるが、人の尿に含まれる窒素排泄物はアンモニアではなく尿素であり、そもそも効果を想定しているアンモニア自体、腐敗させて尿素を分解しない限りは含まない。要するに、「蜂の毒にはアンモニアは無効であり、さらにそのアンモニア自体、尿に含まれない」のである。健康人の新鮮な尿なら無菌であるので感染症の心配はないものの、不快なだけで無益である。
とにかく、これ以上の被害者を出さないために駆除の方法を考えてみたいと思います。