■横山徹「大地の刻」
現在、二紀会委員、青山学院大学教授
形は変れども、一貫して追い求めているテーマは自然との対話です。
絵画と彫刻の違いの一つは、素材の認識の差にあると考えます。鉄であれ、木であれ、石であれ、その存在は制作するまえから否応無しに作家に語りかけてきます。素材は違っていても、その発している言葉を聞き取り対話することができたらどんなに素晴らしいことか。しかしこのことは、同時に大変難しいことです。作り手がわがままになりすぎてもいけないしまた、素材の言いなりになってもいけない。そのような、絶妙なバランス感覚の中で自分の感性が作品として表現できればと考えています。
横山さんは「大地の刻」というタイトルの作品を多く制作されています。
石彫はたいへんな作業ですが、コツコツ彫るという意味でまさしく「刻」だと思います。
作業場兼作品展示場として・・・
秦野市渋沢にあります。
私たちのSAVにも野外彫刻を展示したいと思います。
こんな楽しい「ぬりえ」も出版されています。
図工・美術という教科にとどまらず、色や形を通して様々な学習が広がる。楽しく学ぶ手法、学びの原点として図工・美術が重要なのだと思います。