どきっ(46) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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SAVの掟


おきて1


SAVには「10の掟」があります。その中でもっとも重要なのが・・・旅行に行ったら必ずお土産を買ってくるというものです。彫刻メンバーが徳島・国文祭・彫刻部門で受賞したので、表彰式に参加し帰ってきました。


おきて2


食べ物のお土産もうれしいのですが、今回は国文祭のおもしろい話を持って帰ってくれました。


おきて3


上勝アートプロジェクト~里山の彩生~

(1)平成19年度国民文化祭を皮切りに、継続的な文化・芸術交流活動を行います。

(2)地域の今ある資源をいかし、今ある活動をつなぎ、地域の人・専門家・行政・都市住民などが一緒になって、里山の文化・芸術活動を展開し、その活動を地域から発信するというものです。

(3)活動には、芸術作品あり、音楽あり、食あり、手工芸あり、地域の生活や文化に根付いたさまざまな活動のすべてが含まれます。


おきて4


■上勝町「いっきゅうと彩の里」

四国山地の東南部にある徳島県上勝町は、ほんとうに木の葉をおカネに変えてしまったタヌキのような町として知られている。

徳島市から勝浦川沿いの道を路線バスで2時間。標高100~700m、棚田が美しい農林業の町。人口2200人。その45%が65歳以上という高齢社会。

上勝町の主たる収入源は町域の86%を占める山林から産出される杉材と温州ミカンであった。林業は外材に押され、ミカン栽培も過剰生産で値崩れを起こし、町の産業が斜陽化していたところに天災が襲った。零下14度という未曾有の寒波にミカン畑は全滅した。標高差を生かした高冷地野菜やシイタケ栽培など農作物の転換が急務になっていた。

そんな折に、若い農協職員の目に止まった光景があった。大阪の料理屋で食事をしたときのこと、隣の席の若い女性たちがお皿の上のモミジの葉をみて、その美しさに感激の言葉を発しては大いに盛り上がっていた。農協職員は「これだ」と思った。それが木の葉がおカネに化けるきっかけだった。野山で見捨てられてきた木の葉。料理の皿を彩るモミジやナンテンなどを「つまもの」として商品化した。1986年からはじめた事業だが、4年前にITを導入して、各自が市況情報を見ながら出荷予約ができる体制を整えてから一気に拡大しました。

キャッチフレーズの「いっきゅう」とは、「一休さん」と「1Q(1Question)」の2つの意味があり、町民一人ひとりが一休さんのように、地域の問題(Question)に知恵を絞り実践しようという趣旨だという。農協職員が考え付いた「木の葉」の商品化が1Qのモデルだ。

■上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウェイスト)宣言

徳島県上勝町は、2003年9月に「2020年までに焼却、埋め立てごみをゼロに近づける最大限の努力をする」というゼロ・ウェイスト宣言をしました。 「ゼロ・ウェイスト」はよく「ごみゼロ」と訳されますが、本来「ウェイスト」とは英語で「waste」と書き、「ごみ」だけにとどまらず、「無駄・浪費」という意味も持ち合わせています。つまり「ゼロ・ウェイスト」とは、「ごみ、浪費、無駄をなくす」という意味になります。上勝町では、2001年より34種類もの分別を実施しており、約80%のリサイクル率を達成しています(2004年現在)。 2020年に向けて、ごみ・浪費・無駄をなくすためには、上勝町だけなく、より多くの自治体や市民の方々にも働きかけることが重要です。 そのため、町という枠を超えて自由に活動できる『NPO法人ゼロ・ウェイストアデミー』が設立されました。主な活動として、地域のゴミ政策を考えていくことを目的とした講演会や、上勝町のゴミ問題などについて勉強する「ゼロ・ウェイストスクール」などが実施されています。また、こいのぼりをリサイクルした小物の受注生産を始めるなど、ゼロ・ウェイスト商品の開発・普及も行っています。


おきて5


■正木地区 國安孝昌(筑波大学准教授・造形作家)
[淵神の塔]長さ2メートルの杉や檜の間伐材約2000本を使用し、大量のレンガとの組み合わせで、竜と水の流れをイメージした作品。


おきて6

とにかく大迫力の作品に圧倒されます。


おきて7

SAVでこれから活用しようと考えている単管が張り巡らされています。


おきて8

もうカッコイイとしか言いようがありません。


おきて9

■傍示地区 日比野克彦(東京芸術大学准教授・アーティスト)
[射手座造船所]里山から出航する舟をイメージした作品で、杉の間伐材を使用し制作。


おきて10

超有名な日比野克彦さんも参加されている巨大なプロジェクト・・・本当にうらやましい。私たちSAVも、大きな刺激を受けました。がんばりたいと思います。