ぎょ(668) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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魚レット(1)


うおれ1


■ウォレット【wallet】札入れ。財布。


うおれ2


■エイの革で出来たウォレットです。天然のビーズのようなエイの革で出来ています。エイの革はとてもきれいで丈夫なもので、レアアイテムとして人気が出始めているものです。エイ革、スティングレイと聞いてもどんな革なのか思い浮かばない方もいるでしょう。エイ革やスティングレイではなく、「ガルーシャ」と聞けばピンと来る方もいるのではないでしょうか?そうです、時計のベルトなどで注目されている高級革のガルーシャも同じエイ革(スティングレイ)なのです。


うおれ3


エイ革(スティングレイ)とは、独自の輝きを放つ宝石を一面に敷き詰めたような皮で、数ある皮素材の中でも最も優雅で上品な素材です。一匹のエイから1つしか取れないスティングレイ(エイ革)の「スターマーク」は大変貴重で、古来より幸運の魚「ラッキーフィッシュ」と呼ばれたり、中国では、泳ぐ宝石「天眼」つまり「神の目」とも呼ばれ崇められてきました。


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スティングレイ(エイ革)は非常に丈夫な革で硬く、加工がしにくい革です。ハサミなどでは切りにくい為に、小刀などを使用して裁断します。さらに、色を染めるのも非常に難しく、明るい色や淡い色など若干の染めムラが発生します。これは、スティングレイ(エイ革)の特徴である皮表面の粒が、スティングレイ(エイ)の固体差や使用する革が取れた部分によって大きさが異なるために発生するものなのです。エイ革(スティングレイ)加工品の主な生産地は、東南アジアの国々です。古くからスティングレイ(エイ革)を利用してきた東南アジアでは、腕の良い職人が多く、財布(ウォレット)、バッグ、時計、ベルト、Zippoケースやシュガレットケースなど様々な製品にスティングレイ(エイ革)を加工する技術を持っています。


うおれ5


エイ革(スティングレイ)が登場したのは18世紀のフランスでした。 当時、フランスではエイ革の鞘作りで有名だった革職人ジャン・クロード・ガルーシャ(Jean Claude Galuchat)は、エイ革加工の技術を鞘作り以外にも使い始めたのです。彼はエイ革では今まで作れなかった様々な小物類をエイ革で作り装飾しました。これらの魅力的な装飾品や小物類が当時のフランス国王ルイ15世の目にとまり、国王と側近の為にその技術を振るったのです。そうです、ヨーロッパでエイ革を「ガルーシャ(Galuchat)」と呼ばれているのは、この偉大なエイ革職人の名前をとってエイ革をガルーシャと呼ばれているのです。


うおれ6